プレスリリース
JEPA日本電子出版協会のプレスリリース文です
<< 1  2  最新 >>(全17件中1~10を表示)
電子出版大賞.jpg : 111,331byte : 800 x 533
 一般社団法人 日本電子出版協会(会長:関戸雅男(株式会社 研究社 代表取締役社長)、所在地:東京都千代田区三崎町、ホームページ:http://www.jepa.or.jp、略称:JEPA)では、日本の電子出版の育成と普及を目的とした「JEPA電子出版アワード」の大賞選考会と表彰式を本日、日本教育会館で行いました。
 この賞は、コンテンツの内容ではなく、仕組みや技術に対して贈られるもので、今年で第6回目になります。
 今年は、各ジャンル賞についての一般およびJEPA会員社のネット投票が11月27日に開始され、本日、会員社、記者による投票で大賞1作品が選ばれました。

 各ジャンル賞と大賞は以下の通りです。

・ベスト・ショップ賞  Kindleストア アマゾン ジャパン株式会社
・ユニーク・ショップ賞 有斐閣YDC1000 株式会社有斐閣
・オンライン・サービス賞 auスマートパス「大辞林」 株式会社三省堂 イースト株式会社
・ベンチャー・マインド賞 Pottermore Pottermore Ltd.(協力ソニー株式会社)
・デジタル・インフラ賞 Kinoppy 株式会社紀伊國屋書店
・クリエーティブ・ツール賞 FUSEe 株式会社フューズネットワーク
・アドバンス・デバイス賞 iPad mini Apple
・フロンティア特別賞 楽天Kobo 楽天株式会社

 2012年度JEPA電子出版アワード大賞は「Kindleストア」と決定しました。
http://www.jepa.or.jp/award/2012.html

 ことしの候補作品一覧は、以下をご覧下さい。
http://bizpal.jp/jepa/award/00010
 過去、5年間の受賞作品一覧は、以下にあります。
http://www.jepa.or.jp/award/2011.html
http://www.jepa.or.jp/award/2010.html
http://www.jepa.or.jp/award/2009.html
http://www.jepa.or.jp/award/2008.html
http://www.jepa.or.jp/award/2007.html

 このプレスリリースについてのお問い合わせは、JEPA事務局までお願いします。
作成:下川 和男 2012.12.18 更新:2012.12.19

 一般社団法人 日本電子出版協会(会長:関戸雅男(株式会社 研究社 社長)、所在地:東京都千代田区三崎町2-9-2、ホームページ:http://www.jepa.or.jp、略称:JEPA)では、日本の電子出版の普及促進を目的とした「JEPA電子出版アワード」の一般投票を、本日スタートしました。投票は12月6日(火曜日)に締め切り集計します。
 誰でも、以下の投票サイトで、各ジャンルごとに投票できます。
http://www.jepa.or.jp/award/award_vote.cgi
 JEPA会員社はジャンルごとに20票投票でき、集計結果は12月21日のJEPA忘年会で発表され、その場で大賞も選出されます。

 JEPA電子出版アワードは2007年に開始され、今年で5回目。広義の電子出版について、その技術や仕組みを投票で選出するものです。今年、多くの電子書籍オンラインショップが登場したので、「ベスト・ショップ賞」新設し、以下の7ジャンルとしました。今年の候補作品は75点、詳細は、http://bizpal.jp/jepa/award/00008 にあります。
   ネットワーク・コンテンツ賞 18作品(内、新規4作品)
   ベスト・ショップ賞【新設】 13作品(新規9作品)
   オンライン・サービス賞   11作品(新規1作品)
   ベンチャー・マインド賞    9作品(新規3作品)
   デジタル・インフラ賞    11作品(新規3作品)
   アドバンス・デバイス賞    9作品(新規5作品)
   ロングセラー賞        4作品
 過去、4回で受賞した作品は、対象外となるため、Kindle、iPadなどは含まれておりません。
 また、今年は個人特別表彰が2名に贈られます。
   個人特別表彰 故前田完治様 日本電子出版協会 設立メンバー 初代会長
   個人特別表彰 村田真様   EPUB日本語拡張仕様策定 技術責任者

 昨年は、以下が受賞し、大賞は「電子書店パピレス」でした。
   ネットワーク・コンテンツ賞「Yahoo!百科辞典」Yahoo、小学館
   オンライン・サービス賞  「理想書店」株式会社ボイジャー
   ベンチャー・マインド賞  「パブー」株式会社paperboy&co
   デジタル・インフラ 賞   「MCBook」株式会社モリサワ
   アドバンスト・デバイス賞 「iPad」 Apple
   ロングセラー賞      「電子書店パピレス」株式会社パピレス
 詳細は、http://www.jepa.or.jp/award/ にあります。

 本、プレスリリースについてのお問い合わせは、info@jepa.or.jp まで。

【電子出版関連メディアの皆様へ】
 12月21日のJEPA忘年会、アワード表彰式に参加を希望される場合は、info@jepa.or.jp まで、ご連絡ください。
作成:下川 和男 2011.11.21 更新:2011.11.22


                                                         一般社団法人日本電子出版協会

一般社団法人日本電子出版協会(会長:関戸雅男(株式会社 研究社 代表取締役社長)、所在地:東京都千代田区三崎町2-9-2、ホームページ:http://www.jepa.or.jp、略称:JEPA)は、国立情報学研究所(所長:坂内正夫)が本の街・神田神保町にオープンした「e読書ラボ」*:http://edokusho.info/の実験に協力して、JEPA会員各社がコンテンツを提供しています。

 「e読書ラボ」は、電子書籍端末、紙の本、パソコンを自由に組み合わせて未来の読書を体験できる公開実験室で、JEPAとしては、家電量販店や書店では見ることが出来ない、コンテンツや情報サービスを来訪者に味わっていただくだけでなく、出版社と書店とのこれからのパートナーシップのありかたを探るためにも有意義なプロジェクトなので積極的に参加することにしており、JEPA会員各社は電子書籍の他、電子化で先行している辞書等のリファレンス系電子コンテンツや、各種専門書籍を一括して閲覧できる会員制ウェブサービスを提供しました。

「e読書ラボ」に提供しているコンテンツは別紙のとおりです。

*「e読書ラボ」は、国立情報学研究所連想情報学研究開発センター(センター長:高野明彦)が企画制作し、NPO 連想出版が運営を担当しています。「e読書ラボ」は神田古書店連盟とNPO 連想出版が共同で運営している「本と街の案内所」内に開設されています。
20111020「e読書ラボ」にコンテンツ提供.doc
20111020「e読書ラボ」にコンテンツ提供.doc
20111020別紙.doc
20111020別紙.doc
作成:氏名非公開 2011.10.19

_S100375.jpg : 78,436byte : 800 x 531
受賞者の皆さん
_S100408.jpg : 70,846byte : 532 x 800
パピレス天谷社長とJEPA関戸会長
 日本電子出版協会(会長:関戸雅男(株式会社 研究社 代表取締役社長)、所在地:東京都千代田区三崎町2-9-2、ホームページ:http://www.jepa.or.jp、略称:JEPA)では、日本の電子出版物の育成と普及啓蒙を目的とした「JEPA電子出版アワード」の大賞選考会と表彰式を本日、日本教育会館で行いました。
 この賞は、コンテンツ主体のゲームソフトから、オンライン・サービスまで、広義の電子出版物を対象とし、サービス提供者に対して授与されるものです。
 今年は、各ジャンル賞が12月1日からの一般および会員社のネット投票で選ばれ、その中から12月15日にジャンル賞が決定し、本日、日本教育会館で開催された日本電子出版協会定例会にて、会員社、記者による投票で大賞1作品が選ばれました。

 各ジャンル賞と大賞は以下の通り、決定しました。

    ネットワーク・コンテンツ賞「Yahoo!百科辞典」Yahoo、小学館
    オンライン・サービス賞 「理想書店」株式会社ボイジャー
    ベンチャー・マインド賞 「パブー」株式会社paperboy&co
    デジタル・インフラ 賞  「MCBook」株式会社モリサワ
    アドバンスト・デバイス賞 「iPad」 Apple
    ロングセラー賞    「電子書店パピレス」株式会社パピレス

    2010年度JEPA電子出版アワード大賞は「電子書店パピレス」と決定しました。

 このプレスリリースについてのお問い合わせは、JEPA事務局までお願いします。
作成:下川 和男 2010.12.21 更新:2010.12.23

 日本電子出版協会(会長:関戸雅男(株式会社 研究社 代表取締役社長)、所在地:東京都千代田区三崎町2-9-2、ホームページ:http://www.jepa.or.jp、略称:JEPA)では、日本の電子出版物の育成と普及啓蒙を目的とした「JEPA電子出版アワード」の大賞選考会と表彰式を来る2010年12月22日に日本教育会館で開催される日本電子出版協会定例会で行います。 その一般投票が、本日スタートしました。投票は12月15日に締め切られ、集計されます。

 この賞は、コンテンツ主体のゲームソフトから、オンライン・サービスまで、広義の電子出版物を対象とし、サービス提供者に対して授与するものです。
昨年は、
    ネットワーク・コンテンツ賞 MAGASTORE(電通)
    オンライン・サービス賞 自動車アーカイブCGAS(二玄社)
    ベンチャー・マインド賞 iPhone大辞林(物書堂+三省堂)
    デジタル・インフラ賞 ブック検索(Google)
    アドバンスト・デバイス賞 Amazon Kindle International版(Amazon)
    ロングセラー賞 今日の診療(医学書院)
    大賞 iPhone大辞林(物書堂+三省堂)

 今年の候補作品は63点、以下の6ジャンルで構成され、その中から大賞1作品が選定されます。
 詳細はhttp://bizpal.jp/jepa/award/00007 にあります。
   ネットワーク・コンテンツ賞  17作品
   オンライン・サービス賞  18作品
   ベンチャー・マインド賞  11作品
   デジタル・インフラ賞   9作品
   アドバンス・デバイス賞  7作品
   ロングセラー賞  6作品

 本日から投票がスタートし、以下のサイトから、ネットユーザであれば誰でも投票が行えます。
http://www.jepa.or.jp/award/award_vote.cgi
作成:下川 和男 2010.11.30

一般社団法人日本電子出版協会(会長:関戸雅男(研究社 代表取締役社長)、所在地:東京都千代田区三崎町2-9-2 (http://www.jepa.or.jp)、略称:JEPA)は、誰でも読書ができる環境を整備することは、社会のために出版ができることの1つではないかと考え、2010年11月2日に、電子出版の音声読上げを推進する“TTS推進協議会”を設立した。TTSとは、Text To Speechの略である。
 
 誰でも読書ができる環境を整備する手段の一つとしては、テキストデータの音声読み上げがあり、それを可能とする電子出版環境を普及させ、より多くの人が“本を読める”機会を増やすことを目指す。この協議会は、出版関係者、図書館関係者、一般に流通している紙の本では読書ができない人(読書障碍者という(※))及びその支援者、弁護士、音声合成研究者、学識経験者など音声読上げに関係する方々から構成する。

 誰でも読書ができる環境を整備する観点から、今までテキストデータが流通できなかった理由や問題点、利用者側のニーズなど、TTSによる読書の周辺にある課題や問題点を一つでも多く掘り起こして議論するとともに、それらの解決案や指針を探ることを目的とする。

 JEPAでは、2004年から読書したくてもできない人に読書をプレゼントしたいという思いを持つ有志が集まり、関係団体と連携を深め、共同研究や勉強会を実施。2008年にはユニバーサルデザイン出版セミナーを成功させ、本年2月、協会内にTTS研究会を組織し、いち早く、音声読上げに関する様々な課題について議論を重ねてきた。協議会の設立を機に、議論内容を一般にも公開し、多くの方の意見や要望を取り込んでいく。

※読書障碍者とは
高齢や病気、事故などで視覚や肢体に不自由がある人をはじめ、発達障害や高次脳機能障害など、多様な障害のある人々が該当する。また国際化の波を受け、仮名漢字交じりの文章を苦手とする外国人の数も増えていることから、こうした人たちも読書障碍者の対象とする。

添付資料:TTS推進協議会設立趣意書

◆ 一般社団法人日本電子出版協会(JEPA)ついて (http://www.jepa.or.jp/jepa/)
 日本電子出版協会(Japan Electronic Publishing Association)は、1986年、出版社、書店、印刷会社、コンピュータ会社、ソフトウェア会社などを中心に、電子出版の普及啓蒙を目的として設立された。20年余に渡る活動の中には、CD-ROM仕様策定、Unicodeフォントの普及活動、書籍XML構造の策定、辞書データ形式、読書端末の普及促進などがあり、会員各社において配信事業を行ってきた。会員社数160社 (2010年11月現在)。

<お問い合わせ先>
  一般社団法人 日本電子出版協会 事務局長  三瓶 徹 (さんぺい とおる)
  TTS推進協議会 事務局長 (TTS研究会主査) 岡山 将也(おかやま のぶや)
  〒101-0061 千代田区三崎町2-9-2 鶴屋総合ビル4F
  TEL 03-3556-5224  FAX 03-3556-5259
  E-MAIL: tts@jepa.or.jp
TTS推進協議会設立趣意書.pdf
TTS推進協議会設立趣意書.pdf
作成:下川 和男 2010.11.13 更新:2010.11.13

 日本電子出版協会(会長:関戸雅男(研究社 代表取締役社長)、所在地:東京都千代田区三崎町2-9-2、ホームページ:http://www.jepa.or.jp、略称:JEPA)は、Adobe、Google、Apple、SONY、Barnes and Nobleなどが採用し、電子書籍データ・フォーマットの実質的な世界標準となりつつある、EPUBについて、日本語要求仕様案を策定し、本日、一般に公開した。
 仕様は、JEPAのホームページからリンクされている。

 JEPAは昨年11月、協会内にEPUB研究会を組織し、仕様を策定した米国の電子書籍標準化団体IDPF (International Digital Publishing Forum) に加盟、欧米の策定チームと仕様の調整を行ってきた。要求仕様案には、縦書き、ルビ、禁則処理などが含まれており、テキスト系の書籍について、一定の日本語組版を実現させている。
 JEPAは、この案をもとに広く日本国内から意見を聴くと共に、漢字圏である、中国、韓国とも連携して、漢字処理の標準化をIDPFに提言し、仕様の国際標準化を目指している。

 また、以下の通り、EPUBを紹介するセミナーを4月7日に開催する。
http://www.jepa.or.jp/seminar/seminar.php?id=153

■日本電子出版協会(JEPA)ついて http://www.jepa.or.jp/jepa/
 日本電子出版協会(Japan Electronic Publishing Association)は、1986年、出版社、書店、印刷会社、コンピュータ会社、ソフトウェア会社などを中心に、電子出版の普及啓蒙を目的として設立された。20年余に渡る活動の中には、CD-ROM仕様策定、Unicodeフォントの普及活動、書籍XML構造の策定、辞書データ形式、読書端末の普及促進などがあり、会員各社において配信事業を行ってきた。会員社106社。

<お問い合わせ先>
日本電子出版協会 事務局長 三瓶 徹(さんぺい とおる)
  〒101-0061 千代田区三崎町2-9-2 鶴屋総合ビル4F
  TEL 03-3556-5224  FAX 03-3556-5259
  E-MAIL: epub@jepa.or.jp
20100401EPUB日本語要求仕様案.doc
20100401EPUB日本語要求仕様案.doc
作成:下川 和男 2010.04.01

 【プレスリリースではありませんが、公開情報なので、ここに置きます】03/12改訂

 JEPA(日本電子出版協会)は、昨年11月EPUB(イーパブ)研究会を発足させ、以下の2つの活動を行っています。
・EPUBの日本国内への普及啓蒙活動
・米国の標準化団体、IT企業へのEPUB日本語組版の実装依頼

1.EPUBとは
 米国の標準化団体IDPF(International Digital Publishing Forum)が策定した、書籍の標準フォーマットで、EPUB1.0が1999年9月、EPUB2.0が2007年9月に制定されました。
 IDPFの前身であるOpen eBook Forumは米国標準技術局(NIST:National Institute of Standards and Technology)が主導した業際団体で、1999~2001年の第1次電子書籍ブームに設立され、一時活動が停滞しましたが、IDPFに名称を変更しEPUB2.0を策定しました。

 EPUBはW3Cが策定した、XHTMLのサブセットとCSSで構成され、「仕様のすべてが一般に公開されており」、「誰が見ても納得する仕様」となっているので、Adobe、SONY、Google、Appleなどが採用し、米国での電子書籍の標準仕様となっています。

 様々な画面サイズのデバイスや文字サイズに対応するため、テキストの流し込み「リフロー」が最大の特徴です。そのためPDFのような細かなレイアウトや表現は望めません。文字主体の書籍向けのフォーマットです。

2.EPUB日本語組版について
 米国の巨大IT企業は、欧米と中国でのビジネスを想定して仕様策定を行っており、中国では1917年、銭玄同の横書き運動により、新聞、雑誌、書籍がすべて横書きとなっているので、縦書きが実装されていません。
 また、日本にはXMDF、BBeB、T-Timeなどの企業が推進する縦書き、ルビ対応のフォーマットが存在しますが、仕様が非公開または企業依存であり世界標準とはなりえません。
 このままでは世界の潮流に日本だけ取り残されますので、IDPFやOpen eBook Forum参加企業が多いJEPAが日本語仕様の策定に乗り出しました。

 印刷用の日本語組版規則にはJIS X 4051があり、さらにW3Cが[日本語組版処理の要件]を纏めています。しかし、印刷用の組版規則を電子書籍の画面組版にまで適用するのは過剰であり、シンプルな仕様でなければなりません。

 JEPAは昨年IDPFに参加し、EPUB仕様に日本語画面組版を追加すべく、IDPFおよびAdobe、SONY、Google、Apple、Amazon、Microsoftなどへの働きかけを行っています。

 縦書き、ルビ、禁則、縦中横、右/左開きなどの要求仕様を3月末に公表し、コメントを得る予定です。「漢字フォントの実装」と「日本語組版の実装」は別なので、横書き禁則のみの実装も容認します。
作成:下川 和男 2010.02.27 更新:2010.03.12

JEPANDL.jpg : 53,599byte : 800 x 586
 日本電子出版協会(会長:関戸雅男(株式会社 研究社 代表取締役社長)、所在地:東京都千代田区三崎町2-9-2、ホームページ:http://www.jepa.or.jp、略称:JEPA)は、国会図書館長尾館長へ電子書籍配信構想に関する「日本電子出版協会案」を提案した。

 国会図書館を中心とした電子書籍配信構想(いわゆる長尾構想)に接し、日本電子出版協会がこれまで行なってきた電子書籍の配信に関する調査・研究ならびに実際の配信を通じて得られた経験に基づいて提案するもので、国会図書館が所蔵する書籍を、出版者が販売を望む書籍と、出版者や著者が無償配信を許諾した書籍に区別し、前者は出版者が商業配信を行い、後者は国会図書館が日本中、世界中の個人や法人、団体、図書館へ無償で配信を行う形とし、加えて、国会図書館サイトと出版者サイト間に相互リンクを設け、全体としてひとつの網羅的な書籍等のデータベースとして機能させることで読者の利便性を大きく向上させ、同時に出版者の商業活動も活性化させることを目指している。
 このために提案では、出版者や著者らが無償配信許諾を簡便に表明できる仕組みを国会図書館が自サイト上に構築し、許諾が得られない書籍等は国会図書館内の閲覧に限られるよう求めている。
 また出版者が配信を許諾する権利を確保するためには、出版者の法的権利を著作権法上に確立する必要があるとして、関係者間の協議を開始することも提案している。

======================================================
国立国会図書館を中心とした電子書籍配信構想への提案

 当協会は出版者ならびに電子出版に携わる幅広い業種の会社により構成され、電子出版の促進・普及を目的に活動を続けております。電子書籍配信については、これまで協会として様々な調査・研究を、また会員各社においては実際の配信事業を行ってまいりました。その経験と当協会の理念に基づき、この度の国立国会図書館を中心とした電子書籍配信構想(いわゆる長尾構想)に対して、以下に述べる案を提案致します。
本提案の趣旨は、国立国会図書館が所蔵する大量の書籍等を、出版者自らが商業的に扱いたいものと、そうでないものに区別して捉え、前者は出版者、後者は貴図書館が、各々の責任とその役割に関する社会的通念の下で、各々が配信を行うことにあります。すなわち、社会共有の財産としての著作物の情報を、図書館は無償で貸出しを行ない、出版者は販売を行なうという、長年にわたる図書館と出版者の役割分担を、電子の時代においても踏襲することを基本としております。それと同時にネットワーク上で両者を結びつけることにより、全体としてひとつの網羅的な書籍等のデータベースとして機能することも目指します。

1.本提案の目的・ねらい
① 出版者と著者らにより配信が許諾された書籍については、国立国会図書館が配信を行うこととします。この配信は世界のどこからでも無料で自由に閲覧可能とします。
② 出版者みずから発行・配信を望む書籍については、出版者自身が電子配信を行うことが保証されるものとします。
③ 国立国会図書館による配信サイトと、出版者による配信サイトには相互リンクを設け、6.に後述する利用を可能とします。
④ 国立国会図書館及び多くの図書館の貸し出し業務の迅速化、効率化を実現し、サービスの向上をはかります。
⑤ 国立国会図書館による電子書籍配信の実施により、出版者がその社会的役割を継続的に果たす上で必要な利益が不当に損なわれることがないように配慮します。

2. 国立国会図書館による電子書籍配信の概念・主体・料金
① 配信を行なうのは国会図書館自身とし、いわゆる長尾構想に提案されるような第三者機関は設立しません。
② 配信は図書館の閲覧・館外貸出しの延長にある概念とし、販売の概念とはしません。
③ 閲覧料金は無料とし、権利者への対価の支払いは必要ないものとします。
④ 必要なシステムの構築・維持は国立国会図書館が図書館業務として行い、費用は全て国立国会図書館が負担します。

3.権利許諾
① 国立国会図書館が電子配信を行なおうとする書籍であって、著作権などの権利が存続している書籍については、国立国会図書館が事前に全権利者から配信許諾を得ます。
② 出版者や著者らが許諾を簡便に表明できる仕組みを、国立国会図書館のサイト上に構築します。
③ 出版者や著者らが許諾した書籍については、国会図書館は個人への配信、法人・団体への配信、国立国会図書館内での印刷、他の図書館への配信、などが実施可能となります。許諾が得られない場合は、国立国会図書館内の閲覧に限るものとします。
④ 出版者が許諾する権利を確保するために、出版者の法的権利(版面複製・公衆送信権など)を著作権法上に確立する必要があり、その件に関する関係者間の協議を開始します。
⑤ 権利許諾に関して出版者への金銭の授受は発生しません。よって著作権処理団体の介在は不要となります。

4. 国立国会図書館による電子配信の仕様
① 利用者はインターネット経由で一般のブラウザにて閲覧できるものとします。
② 同時アクセス制御やDRMは行いません。
③ 利用者が閲覧した情報やその複製物を再配布する場合は、権利者の許諾を必要とします。

5.電子データの納入
① 電子データを用意するための費用や作業負荷、またデータ形式は、各出版者の態勢や依頼する印刷会社により大きく差があるため、標準的な価格や形式を定めず、各出版者と個別に相談することとします。
② UD(注)への使用に限定し、一部の書籍を対象として電子データ納入を推進するのは、意義があると思われます。

6.ナビゲーションとリンク
① 出版者が商業的に発行する書籍については、国立国会図書館のサイト上の蔵書検索結果に、各出版者が指定する出版者サイト・電子書店などのリンクを設け、出版者による電子化を促進すると共に、日本の出版物へのアクセスルートを内外に提供します。
② 出版者や著者らが許諾した書籍については、出版者のサイト(や依頼するサイト)から該当資料へのリンクを可能とし、当該資料の閲覧を促進すると同時に、各出版者のサイトの付加価値を高めます。
以上

(注)
「UD (univsersal design) 特定の人だけでなく、誰もが使えるよう配慮した設計。本提案では読書障がい者といわれる方々の閲覧を可能にすることを指して使用しています。」
20100205国会図書館へJEPA案を提案.doc
20100205国会図書館へJEPA案を提案.doc
電子NDL構想へのJEPA提案.doc
電子NDL構想へのJEPA提案.doc
作成:下川 和男 2010.02.04 更新:2010.02.05

E09_0359.jpg : 56,860byte : 800 x 531
 日本電子出版協会(会長:関戸雅男(株式会社 研究社 代表取締役社長)、所在地:東京都千代田区三崎町2-9-2、ホームページ:http://www.jepa.or.jp、略称:JEPA)では、日本の電子出版物の育成と普及啓蒙を目的とした「JEPA電子出版アワード」を創設し、今年はその第3回目となります。この賞は、コンテンツ主体のゲームソフトから、オンライン・サービスまで、広義の電子出版物を対象とし、サービス提供者に対して授与されるものです。
 今年は、各ジャンル賞が11月2日からのネット投票で選ばれ、その中から12月3日に日本教育会館で開催された日本電子出版協会定例会にて、会員社、記者による投票で大賞1作品が選ばれました。

電子出版アワード大賞 「iPhone大辞林」 株式会社物書堂 と 株式会社三省堂
ネットワーク・コンテンツ賞 「MAGASTORE」 株式会社電通
オンライン・サービス賞 「自動車アーカイブCGAS」 株式会社二玄社
ベンチャー・マインド賞 「iPhone大辞林」 株式会社物書堂と株式会社三省堂
デジタル・インフラ賞  「ブック検索」 グーグル株式会社 
アドバンス・デバイス賞 「Amazon Kindle International版」アマゾンジャパン株式会社
ロングセラー賞 「今日の診療」 株式会社医学書院

写真は左から三省堂の高野郁子執行役員、物書堂 廣瀬則仁社長、日本電子出版協会 関戸雅男会長(研究社社長)
20091207電子出版アワード大賞決定.doc
20091207電子出版アワード大賞決定.doc
作成:下川 和男 2009.12.08 更新:2009.12.08

<< 1  2  最新 >>(全17件中1~10を表示) | このページのTOPへ↑