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税金を安くできるサイバー政府にシフトしよう  

熊本地震は日本の政治にとっても一大転機になりそうだ。インターネットを駆使するサイバー政府の可能性が浮上したからである。

しかもタイムリーなことに、指南の書として、税金どころかお金さえも要らない未来社会を説く「通貨消滅」(ナイミ・フラー著、eブックランド発行、星雲社販売、1800円+税)が4月下旬に出版されている。

サイバーというのは、インターネットによる情報が飛び交う空間のことをいう。光の波を利用したサイバー空間では、1秒間に地球を7回半も回る速さで情報が飛び交っているから、時間と空間がなくなる。時間はお金なりというならば、情報の伝達のコストはゼロに近くなる。

この技術を政治に使えば、行政にかかるコストを劇的に安くあげることが可能になる。広域行政ができるようになるだけでなく、行政に携わる中央や地方のお役人を大幅に減らすことができるから、節税にもなる。

これまでインターネットを駆使した道州制などの行革は、“人気がない”とされて真面目に取り組まれないできた。しかし増える一方の国家予算と財政赤字は、劇的なスケールの行政改革を待ったなしで迫ってきたと思う。

お金が足りなければ日銀に万札の赤字国債を刷らせればいい、為替操作で円安にして輸出を刺激し、国内では物価上昇のインフレを作り出せば、日本経済は好景気が持続する――ご存じ、アベノミクスの先行きが危ぶまれてきたようにみえる。

安倍晋三首相は、伊勢志摩サミットで世界経済の景気浮揚のための財政出動を決議したいものと主要参加国を歴訪してあいさつ回りをしたが、ヨーロッパで主要国に断られたばかりではない。アメリカでは身勝手な円安誘導を行っている国として日本は中国などとともに為替操作を監視する国に指定された。

G7を控えたこの大事な時に、同盟国から金融財政政策を厳しく非難される事態である。この警告を無視して日本が円安の為替操作を強行すれば米国内の政府調達事業からの日本企業の排除などのペナルティを課されかねない。米財務省のルー長官は通貨安競争を非難し、「日本は国内の構造改革が必要だ」と述べているという。(日本経済新聞)

アベノミクスの歯車が狂いはじめたことは国民にとっては無関心ではいられない。たとえ政府が消費税増税の決断を参議院議員選挙の後に先延ばしにするにしても、政府の支出を減らさないかぎり、いずれその支払いは国民にかかってくる。

それはサラリーマンが、街の八百屋さんが汗水たらして働いておさめたお金なのだ――と、いくら訴えたところで官僚や中央の政治家たちにはほとんどカエルにしょんべんだ。

日本的政治システムはもはや末期症状なのかもしれない。既成の政党に自浄作用も、アイデアも構想力もないのであれば私たちが立ち上がるほかないのだろう。

次回は税金を減らすためには具体的に、どのような分野で、そのようなことがサイバー政府でできるのか。そしてそれはどのように構築したらいいのかについて考えてみようと思う。
                          つづく
作成:Sanshiro 2016.05.14 更新:2016.07.30

日本初の直接民主主義の兆しに注目しよう

熊本に出現したボランティアの人々による自然発生的な社会は、そのまま新刊「通貨消滅」(ナオミ・フラー著)が説くお金の要らない未来社会の姿だといっていいだろう。

ボランティアたちは
(1) 自らの自由意思で奉仕活動をしているのであって、報酬を求めているわけではない。そこではお金は要らず、消滅したかのようである。
(2) ボランティアの人々はインターネット経由で情報を共有し、判断し、行動しているので、その決断は極めて迅速だ。

本の中で提唱者のジャック・フレスコ氏と著者が展望するお金というものが不要になるという未来の人類社会は、平時ならば「まさかそんなことができるわけがないではないか」と一笑に付されかねない。ところが現実にいま、お金ではなく別の価値で機能するという社会が、熊本の被災地に出現しているのだから驚きではないか。

インターネットを駆使するボランティアたちの動きは速い。
震度7の地震が発生したその直後、慶応大3年の塚田耀太さんがFacebookやLineで呼びかけて、2時間もたたないうちに支援グループをFacebook上に立ち上げた。これには全国から2千人以上が登録、この中の100人ほどがやりとりして、避難所や炊き出し場所、支援物資の集積地点などを書き込んだ災害情報マップをその日のうちにアップしたという。(朝日デジタル)

大地震が地下の断層を伝って八代方面にと広がり出すと、その断層の延長線上の近くに再稼働したばかりの川内原子力発電所が立地しているので安全性を心配する声があがった。湯布院、別府方面のその先には操業停止中の伊方原発もある。そこでネット上で「川内原発を止めてください」という署名運動を始めるや、たった1日半で3万人、4日で10万人の署名が集まった。

かくて全国から老若男女が、今日も熊本に押し寄せている。
頼まれたわけでもないボランティアは、炊き出しのお手伝い、泥かきから、がれきの撤去まで嬉々として働いている。1000人分のご飯が炊けるという大釜の提供、足を伸ばして寝られるテントの寄付もあれば、ペットの病気を診る獣医師、悩みを聞く臨床心理士らまでが活動している。

炊き出しの重労働の日々を過ごしながら、自分たちはカップラーメンを食べて奉仕しているボランティアの姿を目の当たりにしたタレントのローラさんは「胸を打たれました」という。身を削ってまでして貢献する自己犠牲の姿になにかを感じたらしい。

5年前、福島第一原発に近い福島県南相馬市で植物による放射性物質の除去を、1年近く試みたわたくしはこの現象をみている。「なにか手助けできることがあれば・・・」と天使のようなまなざしをみせて参加してきたボランティアたちは、天下の一大事に自らがつくすことができるという充実感に高揚する気持ちを抑えきれないようだった。そして互いに自然と協力し合い、いさかいなど一切、なかったことを想い出す。

今回、再びこうしたボランティアたちの姿をみて、わたくしはこうした内面的な心の不思議な高揚は、単に人助けのせいだけでなく、政治に直接参加する体験から生まれているのではないかと考え始めている。アテネのアゴラで政治に直接参加する市民さながら、ボランティアたちは日本の重大事態に参加して貢献しているという自覚から心をはずませるようなのだ。

だからボランティアたちはつらい仕事もなんのその、一人で大変ならばみんなで力を合わせてがれきと取り組んでいる。弱音をはくどころか喜んできつくて危険な労働までをこなす。

リアルな世界では核兵器をもて遊ぶ国や自爆テロで無差別の殺傷を辞さない輩が横行している。国民国家単位のシステムが厳然と存在する世界ではたとえ平和主義でも重武装して備えなければなるまい。代議員の国会システムとそこに介在する日本独特の官僚機構にはそれなりの役割はある。

しかし日本にインターネットの普及の結果、直接民主主義の兆しが現れたとなるとこれは注目しなければならない、こうした直接民主主義が可能であることを知ったからには国民はさらなる要求を掲げることだろう。もし、既存の代議員と官僚システムが税金ばかり食らってろくな仕事をしなければ、国民はこれまで以上に厳しい目を向けてくることが予想される。

もしかすると熊本の大地震で崩れかけているのは、加藤清正が築いた熊本城の武者返しの石垣だけでなく、科学技術の進歩に追いつかない古めかしい国会と官僚システムなのかもしれないのだ。傾向と対策には弊社発行の「通貨消滅 お金は何処へ?」を一読することをお勧めしよう。
作成:Sanshiro 2016.05.02 更新:2016.07.30

日本は世界のモデルの国になれる

九州新幹線が全線、復旧した。世界中がこれに注目している。

地震に強いと豪語していた日本の新幹線が脱線したのをみて、「看板に偽りありではないか」とケチをつけようとしていたヨーロッパや中国の高速鉄道のライバルたちは、早くも走り出した新幹線の耐震性の高さに目を疑っていることだろう。

元祖新幹線の国日本として弱音をはいてはいられない。技術陣にしてみれば、回送電車の脱線さえも悔やまれる。そんな思いを込めての覚悟の復旧だ。

世界の人々はボランティアたちの活躍にも驚きを隠せないでいる。火事場ドロがいないわけではない。しかしそんなアホはわずかで、多くのボランティアたちが被災地で静かに、黙々と善意の活動を続けている。

グローバルにみればこれはほとんど奇跡だといってよい。暴動が起き、略奪が横行しかねない状況なのに、日本ではボランティアたちが地元がお断りしなければならないほど詰めかけている。これらのボランティアはなにも対価を求めているわけではない。まったくの無報酬、自らの意思での善意の行いなのである。

eブックランドが出版したばかりの「通貨消滅 お金は何処へ?」(ナオミ・フラー著 販売・星雲社 ISBN:978-4-434-21855-2))は、お金で動くのではなく人々が自由意思で働き、機能する未来社会を提言している。

「地球上にはモノがあふれ返っている。人手さえ科学技術とインターネット、AI(人工知能)のためにあり余ってきた。お金ではなく生きがいのために生きる社会に変わらなければならない」(ジャック・フレスコ氏)

それが未来を待つまでもなく、熊本で「通貨消滅」の社会が出現しているといっても過言ではない!東日本大震災のときもみられた光景だが、これはやはり素直に驚きというべきだろう。

「通貨消滅」は初版3000部のほぼ半分が25日の発売と同時に取次と書店に引き取られるという好調な滑り出しをみせている。マイナス金利時代を迎えて読む本とキャッチをつけていることもあるだろうが、それだけではなさそうだ。人々はマイナス金利登場の奥底に潜む世界の金融経済システムの闇を直観的に感じ取っているのではないか。

著者のナオミ・フラーさんが師事する天才、ジャック・フレスコ氏はお金で動く市場経済の世界が地球を壊しつつあるとみている。またこのままでは大戦争の悲劇が起こりかねないから、有限な資源をベースに動く社会に変わろうと呼びかけている。

いまの日本で、「通貨消滅」などというびっくりぽんなタイトルの本が受け入れられるかどうか。版元の社長としてはかなり思い悩んだけれども、どうやら心配しすぎだったらしい。

少しほっとするとともに、もっと先き読みしてみたくなる。
熊本に、部分的にせよ、お金などなくても動く「通貨消滅」の社会が出現しているのだから、もしかすると日本は一番早く、お金の要らない理想社会に変貌して世界のモデルになることができるのではないか。

いまの世界は国民国家を単位にするとともに市場原理の経済を至上の原理としている。それは確かだが、いたるところ大きくほころんでいることも事実。トランプ大統領候補の資本主義は耐え難いと考える人は少なくない。

フレスコ氏はいう。
「明日をどんな社会にしたいのか―あなたの選択にかかっている」
ことしの連休は「通貨消滅」を読んで、明日の世界について思索してみるか。
作成:Sanshiro 2016.04.27 更新:2016.07.11

100歳のジャック・フレスコが生きているうちに会いに行こう

人類の未来社会の設計図―「通貨消滅」(ナオミ・フラー著)の発売を記念して、わたくしは読者のためにフロリダ・ツアーを企画している。実施は半年後の9月中旬の予定だ。

著者が傾倒するアメリカの天才、ジャック・フレスコ氏は100歳。ご存命のうちにお目にかかっておくことにはきっとご利益(りやく)があると思う。フレスコ氏自身、少年のころアインシュタインに直接会って議論を交わしたことがその後の人生を豊かなものにした。

フロリダには、フレスコ氏が主宰する争いのない平和な未来社会を目指すヴィーナスプロジェクトの広大な展示場があるらしい。3月に訪れた著者によれば、フロリダの中央部の一等地に点在するフレスコ氏の事業のあれこれは、未来社会のテーマパークさながらだという。

「通貨消滅」などというタイトルのびっくり本が、何事もお金次第の市場原理の国日本ですんなり受け入れられるとは考えていない。それどころか驚き、あきれる向きが少なくないだろう。3年前、eブックランドで「お金の無い社会が来る」と題して電子出版し、少部数の初版限定の紙本を作ったときも反響はうすかった。

だが、それからわずかの間に世の中は様変わりである。
いたるところで紛争、内戦があり、難民があふれて、地球上はどこも不穏な一触即発の空気に包まれている。ついには一次産品が大暴落、マイナス金利が始り、天文学的なお金が隠されていたというパナマ文書が暴露された。冷戦の終焉で平和な世の中が続いたのはつかの間、とんでもない世界になってきた。

これは一体、どうしたことなのか。どこにソリューションはあるのか。
わたくしがあれこれ思案しているところに、ナオミ・フラーさんから「フレスコ氏の100歳の誕生祝賀会に行ってきます」というメールが入った。

「これだ!」とわたくしは声にならない声を上げた。
幼少のころから才能を発揮して現代のレオナルド・ダ・ヴィンチといわれるジャック・フレスコ氏が、かねてから予測し、警告していた事態が、いよいよやってきているのではないか。もう一度、フレスコ氏の言葉に耳を傾けてみよう。わたくしは著者にぜひ、フレスコ氏に直接会いマイナス金利が始まった日本に向けてのコメントをもらってくるようにと頼んだ。


東京に戻ってきたナオミ・フラーさんからいただいたフレスコ氏からの「通貨消滅」の出版に寄せての文章は、わたくしが期待していた以上の内容だった。かくて電子書籍の原文を再編集して、フレスコ氏の言葉を序文に掲げて改めて世に問うことにしたのである。

フレスコ氏はいう。
「科学技術の発達で世の中にはモノがあふれ、AI(人工知能)のおかげで人間の仕事までがなくなってきた。これまでの社会システムではもう間に合わない」
「産業と経済、人類の保全、環境保護の狭間で私たちは身動きが取れなくなってしまった」

この指摘については、わたくしはつい最近、痛感したばかりだ。
田中角栄がブラジルで始めて大成功した熱帯サバンナの農地化を、アフリカのモザンビークで行おうとしたプロジェクトが環境保護団体などの抵抗で空中分解してしまったからだ。食糧危機のアフリカを救おうとした日本のJICAの事業がこうして悲劇的な結果になったことについては拙書「列島改造論からアフリカ改造論へ」のなかで詳しく書いた。まさにフレスコ氏のいう通りのことが起きているのである。

もちろんフレスコ氏と著者ナオミ・フラーさんが「通貨消滅」で論じているお金のない社会がそのまますぐにも実現すると考えているわけではない。ただ、このままではわたしたちの地球はどうかなってしまうのではないかという不安は、いまや誰しもが、一般の庶民までが感じているのではないか。

明日の国のあり方に責任を負う為政者にはなおさらその思いは強いことだろう。
そんな方々にぜひ、読んでもらいたい人類の未来社会の設計図ともいうべき本本である。きっと参考になるアイデアをみつけることができるはずだ。そして「フレスコ氏が生きているうちにお目にかかっておきたい」と考える人も出てくるだろう。

フロリダのヴィーナスプロジェクト訪問のツアー企画はそんな方々のためのものである。いまどきそんなに高価ではない。1週間の滞在でも宿泊と往復の航空券込みで20万前後で組めるらしい。関心のある方はeブックランドまでご一報、予約しておいてください。

作成:Sanshiro 2016.04.22 更新:2016.04.24

びっくりぽんの本は新しい社会を開く扉です

「お金が消滅するというなら、一体、何処へ?」
いまどき、街の人にこう聞けば、「それはパナマでしょう」という答えが返ってくるかもしれない。

ピンポーン。
税金のかからないパナマのペーパーカンパニーに、世界中の名の知れた金持ちや政治家、大企業が天文学的なお金を隠していることが分かった。イギリスなど発覚した各国でのてんやわんやは始まったばかり。この騒ぎに日本が無キズでいられるとは到底、思われない。

まったくこの世の中、びっくりぽんどころか、ドッキリすることばかりである。パナマ文書などは平和な話題のほうで、武力衝突が珍しくないどころか茶の間のニュースの常連になってきた。

心臓に悪い異様な出来事が地球規模で頻発するようになったのはなぜなのか。
それに一つの見方を示してくれるのが「通貨消滅」(ナオミ・フラー著 eブックランド発行 星雲社販売 1800円+税 ISBN:9784434218552)である。分類コードはC0033、ビジネス書のコーナーに並んでいるはずだ。

一般の読者も手に取りやすいようにと、「マイナス金利時代に読む過去と未来のお金の話」というキャッチがつけられているが、この本のスケールはもっと深くてでっかい。人類の文明における通貨というものの発祥からの歴史と、これからのお金のあり方、人類社会のあり様についての提言である。

第1章の書き出しから「お金の無い社会が来ると考えたことがありますか?」という文章で始る。市場経済にどっぷり漬かった日本では“ユートピア論”と受け取る向きがあるかもしれないが、それは誤解というもので、第3章あたりまで読み進むとこの本の本当のテーマがみえてくる。

アメリカの現代のレオナルド・ダ・ヴィンチといわれる発明家であるとともに未来学者のジャック・フレスコ氏が、AI(人工知能)の発達で変貌する社会まで見据えて提唱している人類社会の近未来の構想が丁寧に紹介されている。

「かつて人は日々、食べるものを作るために働いていた。それが科学技術の発達によって食べるものは十分に供給されるようになった。いまや人工知能のおかげで人々はモノを生産する仕事からも解放されようとしている。一方でお金に依存する社会は経済と産業、人類の保全、環境保護の狭間で身動きが取れなくなってしまった」
こう語るジャック・フレスコ氏の論理には傾聴に値するものがある。

AI(人工知能)の急激な発達が社会に及ぼす影響については、日本ではようやく最近になって語られるようになった。囲碁や将棋の棋士がAI棋士に敗れたり、自動車がロボットで組み立てられるのはあたり前、コンピュータによる自動運転までが現実のものになってきたというので一般の関心がようやく高まってきた段階だが、フレスコ氏は20世紀も1976年ごろに、その先を読んで警鐘を鳴らしてきた。
http://www.thevenusproject.com/

AI全盛の未来を見据えたこれまでの日本にはなかったマクロ文明論ともいうべき内容だから、政界、経済界から学会にまで広範に大きな衝撃と影響を与えるのではないだろうか。

わたくしの読後感を申し上げれば、この本は核戦争が勃発した後の世界でも争うことを止めない哀れな人間の性(さが)を描く劇画「北斗の拳」(武論尊原作、原哲夫作画)の、対極に位置する作品ではないかと思う。核戦争後の地獄絵図を描く「北斗の券」に対して、ナオミ・フラーさんが書いた「通貨消滅」は、人々がお金というしがらみから解き放たれ、争うことを止めて暮らす社会への道筋を指し示している。

著者のナオミ・フラーさんは福岡県久留米市の出身。モデルをしていた若かりし日に英国に語学留学するうちに英国人のご主人と結婚して、ロンドンと東京で音楽の版権を扱う音楽出版社を経営した。歌手らのスターを招聘してのイベント会社や衛星放送が高価で珍しかったころに楽曲やBGMの配信も手掛け、1999年に事業から引退してオーストラリア・ケアンズに移住した。

音楽の業界はほかのなによりも早くインターネットの登場によるグローバル化の波をかぶった。ナオミ・フラーさんは生き馬の目を抜く熾烈なビジネスで世界中を飛び回り、音楽家や著名人と親交を深めた女性実業家である。そんな暮らしのなかで彼女が遭遇して目からうろこが落ちるように思ったのがジャック・フレスコ氏の考え方だったという。

この3月にはジャック・フレスコ氏が100歳を迎えるというので、米フロリダでの祝賀会まで出かけ、「通貨消滅」の出版にあたっての推薦の言葉をいただいた。日銀がマイナス金利を導入したときを捉えての果敢な出版をタイムリーと激賞してくれたというフレスコ氏からの序文は、本に収録されている。

「通貨消滅」というびっくりぽんの本は4月25日発売で書店に並ぶ。内容はタイトル以上に刺激的で、この本を読まずしてはもはや現実も近未来も語れないだろうと思われる。すでにジャック・フレスコ氏のいう地球の有限な資源に基づく社会の手法はすでにいくつかの分野で実際に始まっている。

一人でも多くの方が人類の未来を争いの地獄ではなく、パラダイスに導こうとするこの本を手に取って明日のために役立ててくださるよう祈念してやまない。

                      2016年4月15日
               eブックランド社長 横山三四郎

eブックランドとしては珍しい初版3000部という本格的な紙本出版です。部数が多いので、販売は専門の星雲社にお願いすることにしたことをお知らせしておきます。
作成:Sanshiro 2016.04.15 更新:2016.04.15

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