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小池都知事は大変なあげまん女性なのではないか

国際社会で東京の地位がグングン上がっている。
アメリカの観光情報誌「コンデナスト・トラベラー」が10月19日に発表した「世界の魅力的な都市ランキング2016」によれば、東京が世界1位にランクされた。2位が京都。

観光に関心のある世界中の人々10万人以上が投票して決められるランキングである。フランスのパリやロンドン、ニューヨーク、イタリアの常連のローマやフィレンツェをそっくり蹴落としてのランクインだから、相当に価値ある称号だといえる。選ばれたのは「近代的な高層ビルが林立しながら歴史的な神社や寺院も共存し、美食の都としても最高の都市だから」と、べたほめだ。

これまでかなり下のほうにランクされていた東京がトップになった第1の理由は、テロの恐怖がないところにあるとにらんでいる。いまや欧米の主要都市では心のどこかでテロがありはしないかとヒヤヒヤしていなければならないが、その点、平和な日本の首都東京はとにかく安心だ。

しかしそれだけでは、突如、世界の観光業界のトップに躍り出た訳の十分な説明にはなるまい。わたくしは東京の初の女性都知事として小池百合子さんが就任した公報宣伝効果がとても大きいとみている。

リオの閉会式で見事な英語のスピーチでデビューした小池都知事は、その後、五輪施設に大なたを振るっている。これがおもしろおかしく海外に東京発で発信されている。これを読んだり見たりした観光客は「そういえば東京はおもしろいところだったなあ」と改めて思い出して、大挙、投票したのだと思われる。

もう一つは国内のシンクタンク「森記念財団都市戦略研究所」が2008年から発表している「世界の都市総合力ランキング」だ。
最近発表された同研究所の2016年の報告によれば、8年連続して4位だった東京が、ロンドン、ニューヨークに次いで3位にアップした。躍進した。これまで不動の3位だったパリを抜いての大躍進である。

小池都知事は選挙中、「キャスターをしていたころの世界の大都市はロンドン、ニューヨーク、そして東京の順番だった。当選したら東京を再びかつてのように元気にしたい。そのためにも投票してください」と街宣車から訴えていた。それを就任から3か月足らずで実現してしまったから恐れ入ったものだ。

小池劇場は相変わらずの賑わいをみせている。の報道によると、東京都という厳密はローカルな話題だが、小池都知事に関する豊洲市場の移転と五輪施設のコスト削減に関するテレビ番組は地方での視聴率が、ほとんど都内と変わらないほど高い。高いだけでなく、視聴率が下がらなくて、担当のプロデューサーさえ首をかしげているという。(デジタル朝日)

ビデオリサーチ調べによれば、小池百合子氏が都知事に就任した8月から9月7日までの平均視聴率は関東地区8・4%、関西地区8・5%。民放各社の午後のワイドショーは5%で合格点と言われる時間帯なのだが、10%を超える日もあるという。視聴率は広告の単価にもはね返るとなれば、各局がねじりハチマキで都政番組の早撃ち競争を演じ、午前中も朝から報道しているのも分かろうというものだ。

10月18日午後、NHKを除く日テレ系、TBS系、フジテレビ系のテレビは小池都知事と国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長との会談の模様を約40分にわたって、CMをほとんど入れずに生中継した。なかにはほぼ2時間にわたって都庁関係の話題を流した民放局もあった。前代未聞である。

ましてその日の売上げが実入りのタブロイド紙が、目の色を変えて小池劇場関連の特ダネ競争は当然である。連日、トップページに小池都知事の活字か写真を見ない夕はない。そうでもしないとタブロイドは売れなくなっているのではあるまいか。いまやテレビ局のロデューサーとタブロイドの編集長は新宿の都庁ビルに足を向けては寝られないに違いない。

小池都知事が打ち出した都政の見え化、透明化政策はものの見事に当たったといえる。東京市場に10月に入って外国人投資家が戻ってきた。この理由についてはもう少し調べなければならないが、東京都は相当なあげまん女性を都知事に迎えたようだ。

作成:Sanshiro 2016.10.23 更新:2016.11.03

バッハIOC会長を味方につけた英語力

前代未聞である。
都民のみか、全国民が小池百合子都知事とトーマス・バッハIOC会長の会談をLIVEで見守った。双方の随員ともどもが連なる会談の模様は、大手の民放各社とネット系TVによって全国中継された。

バッハIOC会長と随員一行はテレビカメラの砲列に戸惑っただろうけれどもおくびにも出さず、ジョークも交えて言うべきことを明快に語り、それがストレートに国民に届いた。小池都知事の見える化、透明化政策というのはここまでやるものらしい。

バッハ会長は、冒頭、小池都知事がリオでの会談の折に吹き込んでおいた「日本にはもったいないという言葉がある」というもったいないの精神を尊重するとして、東京都の予算削減の姿勢を容認した。ここに小池都知事のリオの閉会式で聴衆を驚かせたという達意の完璧な英語が生きている。

ただ、TOKYO2020の巨大施設をめぐる小池都知事と森喜朗会長の対立にはIOCも重大な関心を持っている。早期に解決して事態の沈静を図らなければならないと考えている模様で、バッハ会長は、東京都、森会長の組織委員会、丸川五輪担当相にIOCが参加する4者会談を提案した。

実際、巨額な利権のからむ五輪施設をめぐるこじれはこわい。すでに談合の刑事事件の霧さえ立ち込めている施設でもある。ブラジルでは事情は違うが、リオ五輪の最中に国家予算予算の粉飾問題で現職の女性大統領が上院で罷免されるという異変があったばかりだ。IOCがボート・カヌー競技について韓国での開催を検討しているのは、IOC副会長が「海の森」での開催に執着しているだけでなく、なにが起こっても不思議ではないと危機感を募らせている表れでもある。

このあたりの読みは、経験の長いバッハ会長らIOCのほうが深いのかもしれない。
復興五輪の原点に戻って宮城県で開催できれば、被災して5年を過ぎてなお打撃から立ち上がれないでいる東北地方の人々を元気づけることは確かだ。山形県生まれのわたくしも望んではいるが、小池都知事も妥協を余儀なくされるかもしれない。東京都の新たな試算で、よけいな付帯施設を削除すれば事業費を300億円ほどに圧縮できるという報道もかけめぐっている。

ともあれ、ボート・カヌー施設などの見直しは、10月中に小池都知事が決断し、国内の関係団体とすり合わせたうえで、IOCから提案の4者会談が11月に開催されてひとまず決着をみる見通しが出てきた。そもそも五輪は開催する東京都議会とIOCが結ぶ民事上の契約だから両者の呼吸が合えばシャンシャンと行くはずだ。

問題はまだまだ山積している。当座、この問題だけでも解決の見通しが出てきたことは喜ばしい。

作成:Sanshiro 2016.10.19 更新:2016.10.19

豹変した自民党都議団の本音は小池新党への警戒

古来、日本では絶世の美女について「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」という。その百合の花のような小池百合子都知事にわたくしはぞっこん惚れ込んでしまったらしい。

朝から晩まで、テレビで新聞で、小池都知事についてのニュース、話題はないかと探している自分は、傍目にはまさしく「百合子さんの追っかけ」、百合は英語ではLilyだから「リリーの追っかけ」だ。

いい歳こいていい加減にしなさいと誰もがいうだろう。
しかしわたくしはアメリカのトランプ大統領候補(共和党)のような気持ちでリリーの追っかけをしているわけではない。小池都知事こそは東京都の課題はもちろん、日本の難問題である悪化する一途の財政赤字を解決するだけのパワーを秘めた唯一の政治家だとみているからである。

東京都議会の最終日の模様は、MXTV(東京メトロポリタンテレビ)で見まもった。そしたら都議会自民党のトップバッターが「すべての議案に賛同するものであります」ときたもんだ。あの突っ張っていた自民党が小池都知事に全面降伏である。

豊洲市場問題では共産党が提案した刑事告発もできる百条委員会は見送られて、民進党が主張した特別委員会で継続審議されることになった。

最後の採決では、都知事の給与の半減条例を審議した総務委員会でも聞いた「異議なし」の唱和で小池都知事が提案した案件はすべて可決され、成立した。まるで都議会の全会派がみな小池新党になってしまったかのような最終日の光景だった。

ご機嫌の小池都知事が、御礼に各会派を回ると、初登庁の日は両手を後ろ手にして握手も交わさず一緒の写真撮影も許さなかった都議会自民党の川井重勇議長が笑みを浮かべて自ら握手を求め、記者団の求めに応じてにこやかにポーズ。都議たちも大挙、あいさつに集まってもはや自民党は爪も牙も小池都知事に抜かれてしまったかのよう。

かくて都議会自民党との全面対決で9月28日に始まった東京都の定例都議会は、小池都知事の全面的な勝利で幕を閉じた。
なにがこうも都議会自民党を豹変させたのだろうか。
1)豊洲市場への移転の延期反対などと言ってられない毒物が次々と検出される新事態が起きている。
2)都議会の開会の翌日、都知事が東京五輪施設に大なたを振るう見直し案を提案し、これを都民の80%以上が支持している。
3)中央の二階俊博自民党幹事長と石原伸晃経済産業大臣の石原伸晃議員に代わって党都連会長になった下村博文幹事長代行と小池都知事が会談して、改めて「撃ち方やめ」を指示した。

大きくは以上の3つの理由が考えられるが、わたくしのみるところもっと切羽詰まった理由が潜んでいる。
小池都知事が応援を確約した東京10区の補欠選挙のあと、小池新党の母体となるであろう小池都知事を塾長とする政経塾「希望の家」が10月30日に開講する。

自民党の都議としては、来年7月に予定される都議会議員選挙で小池新党から候補者を立てられてはひとたまりもない。ここは自らが小池都知事ににじり寄っておくに限ると踏んだとにらんでいる。
なかには豊洲市場問題が自民党議員を巻き込んだ刑事事件に発展した場合の損得を計算している議員たちもいるだろう。
作成:Sanshiro 2016.10.14 更新:2016.10.14

オリンピック祝賀パレードに影を投げた五輪のドンの不在

10月7日、銀座で行われたメダリストたちの祝賀パレードに、森喜朗・五輪組織委員会委員長の姿がなかった。
「五輪のドン」などと呼ばれて週刊誌をにぎわすようになった森委員長は、公衆の面前で罵倒されてお祝いの雰囲気がぶち壊しになることを危惧したのだろうか。森委員長、丸川五輪担当相に小池東京都知事が仲良く乗ったらもっとパレードを盛り上げたであろう先頭の2台のオープンカーには誰の姿もなく、日章旗と五輪旗を掲げただけでさびしそうだった。

東京都庁の出来事はいまや日本全国の関心事で、国民は民放のワイドショーにかじりついているが、五輪の会場問題も豊洲市場の問題も、すでにヤマ場を超えたといえる。

世論調査によれば小池都知事の移転の延期の判断と五輪施設の見直し提案は、都民と国民から80%を超える圧倒的な支持を得ている。読売新聞が行った世論調査(10月7~9日)によれば、世論調査(7~9日)で、全国で東京五輪施設の見直しに「賛成」する人は85%に達し、「反対」は8%にとどまった。都民も85%が「賛成」だった。築地市場の豊洲移転を延期するなどの一連の対応は、「評価する」が84%、「評価しない」は8%。都民の間では「評価する」がさらに高く87%に達した。

これほどの圧倒的な東京都知事の施策に対する支持は前代未聞である。
都議会の最大勢力である自民党議員団は抵抗しようにも手の打ちようもないだろう。すでに公明党は小池支持に回っている。

小池都知事はもう都議会や森喜朗氏の五輪組織委員会に気兼ねすることなく、東京改革本部のプロジェクトチームの采配にまかせて、その先に向けての布石を考えるときがきている。
その最大のテーマは「根回し」を封じて、いかにして都政を動かしていくかということであり、もう一つは安倍自民党政権との関係だ。

いずれも大きなテーマなので次回。
                  つづく
作成:Sanshiro 2016.10.11 更新:2016.10.11

笑い事ではない役人と政治家の肥満と弛緩

東京都庁の出来事はいまや日本全国の関心事だ。
国営放送のNHKの国会中継などそっちのけで、国民は小池都知事が明るみにした豊洲市場のミステリーを報道する民放のワイドショーにかじりついている。

都庁職員の驚くべき仕事ぶりは、大なり小なり全国の役所の実態でもあるからだ。役所も市町村議会も一生懸命に東京を見習ってきたのだからなんら不思議はない。そして役人がのり弁資料を出しては弁明と謝罪を繰り返し、都議会議員が空涙を流しながら追求する前代未聞の光景をみて、明日はわが身かとおののいている。

豊洲市場のミステリー解明はおもしろい。東京オリンピックのドンの去就も知りたいところだ。
しかし小池劇場をこんなにも盛り上げているのは、それだけではなく日本列島に充満する日本の未来についての不安だと思う。

日本の財政が極度の苦境にあることはようやく国民の間に知れ渡ってきた。国家予算を動かすために毎年、総予算の半分近い40兆円以上の赤字国債を刷らなければやってゆけない。税金で給与をいただいている公務員と議員らの政治家は、そのほとんど半分を未来の子どもや孫たちから前借りして借金しているようなものである。

財政規律に厳しい欧米の目も厳しくなってきた。先日の国会中継で安倍首相、麻生財務相、黒田日銀総裁は「大丈夫、大丈夫」と繰り返えすが、これらの政治家が万が一の事態に責任がとれるわけもない。東京証券取引所の発表によれば、外国人投資家による売り越し額は6兆1870億円に達し、1~9月としてはこれまでの最高だった1987年(4兆1047億円)を上回った。この穴を埋めているのが年金資金など公的資金なのだが、これも大赤字だ。

このような綱渡りをいつまでも続けることはできない。わたくしはこう考えて夜中もまんじりともせずソリューションを探した結果、東京都を皮切りに明治の廃藩置県以来、150年ぶりの行政改革を断行し、道州制に移行しなければならない。そして税金を食っている役人と政治家をほぼ半減しなければならない―というところにゆきついた。この春、小池都知事が登場する前のことだ。

こうした道州制の広域行政を円滑に動かすためには、インターネットを駆使することが欠かせない。もう根回しなどでは間に合わないどころか、時代遅れなのだ。

このように考えているときに、小池都知事が誕生した。日本中のお役人と政治家をほぼ半減しなければ日本の財政難を解決するのは難しいと考えるわたくしには小池都知事が給与の半減を自ら言い出していることからも、もしかすると彼女はわたくしに近いことを考えているのではないだろうかと淡い期待を抱いて応援しているのである。

都政の見える化、透明化のためにインターネット系のメディアにすべてを中継させていることも好ましい。

しかしドンたちの命がけの反撃はこれからだろう。都庁職員だって果たして協力するかは未知数だ。本当の戦いはこれからだ。

作成:Sanshiro 2016.10.08

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