アクセス数:0000032823

<<April 2017>>
SuMoTuWeThFrSa
2627282930311
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30123456

2016年11月 (1) 2016年10月 (7) 2016年09月 (9) 2016年07月 (18) 2016年06月 (5) 2016年05月 (4) 2016年04月 (3) 2016年03月 (1) 2016年02月 (1) 2016年01月 (2) 2015年11月 (1) 2015年10月 (2) 2015年09月 (1) 2015年07月 (2) 2015年06月 (1) 2015年05月 (1) 2015年04月 (4) 2015年03月 (3) 2015年02月 (2) 2015年01月 (2) 2014年12月 (1) 2014年11月 (3) 2014年10月 (2) 2014年09月 (1) 2014年08月 (3) 2014年07月 (2) 2014年06月 (1) 2014年05月 (1) 2014年04月 (1) 2014年03月 (2) 2014年02月 (1) 2014年01月 (1) 2013年12月 (1) 2013年10月 (1) 2013年09月 (1) 2013年07月 (1) 2013年06月 (2) 2013年04月 (1) 2013年02月 (1) 2013年01月 (1) 2012年11月 (2) 2012年10月 (1) 2012年09月 (1) 2012年06月 (1) 2012年05月 (1) 2012年04月 (1) 2012年03月 (2) 2012年02月 (1) 2012年01月 (1) 2011年12月 (1) 2011年11月 (2) 2011年07月 (2) 2011年06月 (1) 2011年04月 (1) 2011年03月 (1) 2011年01月 (1) 2010年12月 (2) 2010年11月 (2) 2010年10月 (1) 2010年03月 (2) 2009年12月 (1) 2009年11月 (1) 2009年10月 (1) 2009年08月 (3) 2009年07月 (1) 2009年05月 (1) 2009年04月 (1) 2009年03月 (1) 2009年02月 (1) 2009年01月 (4) 2008年12月 (3) 2008年11月 (1) 2008年10月 (3) 2008年09月 (5) 2008年06月 (1) 2008年04月 (1) 2008年03月 (1) 2008年02月 (2) 2008年01月 (3) 2007年12月 (3) 2007年11月 (2) 2007年10月 (1) 2007年09月 (1) 2007年08月 (2) 2007年05月 (1) 2007年04月 (2) 2007年03月 (1) 2007年02月 (3) 2007年01月 (1) 2006年12月 (2) 2006年11月 (2) 2006年10月 (4) 2006年07月 (2) 2006年05月 (1) 2006年04月 (3) 2006年02月 (1) 2005年12月 (1) 2005年11月 (1) 2005年10月 (2) 2005年09月 (2) 2005年08月 (2) 2005年07月 (4) 2005年06月 (2) 2005年05月 (6) 2005年04月 (4)

< 前の月 | 次の月 >
あの大地震の日から5年になる。
読売新聞(3月9日付朝刊)のトップ記事によると、政府は放射能除染を里山にも広げる考えで、5年間に1兆9000億円の予讃を計上するという。

なにをいまさらと思うのは、あの年、わたくしは放射性物質が地中に入り込まないうちに国民総動員で葉や草に付着しているうちに除染するべきだと考えた。考えただけでなく経済産業の旧林野庁の幹部にも談判し、彼らが動かないとみるとボランティア団体「ひまわりの種まき隊」に呼びかけて、実際に福島・南相馬市の山で落ち葉拾いを行ったからである。

放射能に汚染された落ち葉を、手で拾い集めるという無謀なことは、文部省で放射能計測業務をしたこともある放射能専門家の指導と「この程度は大丈夫」という助言もあってできたことだったが、いまでもあのアイデアを国民運動にできなかったことが悔やまれてならない。

除染のボランティア活動の収穫はといえば、おかしな国と国民について勉強させられたことだった。
1、放射性物質を吸い上げるひまわりなどの草を捨てる場所を、汚染された県市町村さえ用意できなかった。
2、除染の工事や防災のための対策は、大手土木会社が利益のあがる工事が受注できるようになるまでは何一つ、始まらないものであることを知った。そこでは談合までが行われていた。
3、炉心溶融の原子炉を横目に稼働を停止していた全国の原子炉の再稼働が着々と進められて動き出した。いまも北のミサイルを1発、日本海側の原子力発電所に打ち込まれたら日本の社会と経済が半身不随になりかねないはずなのに、原子力発電は国策として進められている。

北のミサイルだけではない。自然の猛威は人知を超えるレベルにまで凶暴になってきている。
これを無視して、手続きが整っていれば再稼働していいと考える学者と役人、政治家さんはどのような頭の配線構造になっているのだろう。明治以来の官僚育成システムと知育偏重の教育のためにもはや日本人は救いがたいほど汚染されていると思わざるを得ない。

そんなことも知らず、一途に奔走していたあの年、2011年11月の落葉拾いを敢行したころのブログをここに再録しておく。

冬こそ放射能除染のチャンス
ひまわりに教えてもらったことは多々あるが、その中で最も重要なことは「セシウムは雪ではないので、消えてなくなるわけではなく、回収しなければ放射能の被害はならない」ということだ。

いま、何百億という莫大な税金を使って行われている除染は、小学生でも分かるこの単純な理屈をまったく無視して進められている。

1) 高圧水で吹き飛ばしても、放射性物質はなくなるわけではない。その周辺に散らしているにすぎない。だから放射線量はあまり下がらないし、風雨があると元に戻ってしまうことさえある。
2) 放射線量の高い側溝のドロや汚染された植物を捨てる場所がない。
3) そうこうするうちに放射能の二次汚染が始まっている。

二次汚染にはいくつものパターンがあるが、一つの原因は福島の農家が各地でおこなっている野焼きである。

農家にとってはいつもの秋と同じことをしているに過ぎないのだが、この秋の田畑の草には放射性物質が付着している。付着しているだけでなく、春からの成長過程で地中の放射性物質を吸い上げている。焼却すると、その灰には 100 倍にも濃縮された放射能が含まれているから、セシウムを空中散布しているようなものである。

これよりも大変な二次汚染は、福島第一原発の西北西の阿武隈山系に降り積もった放射性物質が、季節風に乗って里に吹き飛んできたり、小川や地下水とともに平野部に拡散することだろう。NHKのクローズアップ現代は「新たな懸念 水が運ぶセシウム」(11月8日放映)で少し、取り上げていたが、そんなことは当たり前な話だ。

ここに興味深い調査がある。

山岳地帯に落下した放射性物質は、その9割が葉っぱに付着しているというのだ。「セシウムなどの放射性物質はいまのところ葉に付着しており、それを除去することで9割ものセシウムを回収できるだろう」というのだ。文部科学省の委託研究で筑波大学の恩田裕一教授と気象研究所が合同調査して、9月13日に発表した。

以来、わたくしの頭では「落葉拾い国民運動」のイメージがどんどん膨らんできている。この秋から冬、来年の若葉が茂るころまでが、福島を救う最後のチャンスなのではないかと考えるようになった。このときを逃せば、葉に付着した放射性物質は落葉が朽ちるとともに土中に入り込んで、ちょっとやそっとでは取り除くことができなくなる。

もはや政府の出方を待っている場合ではない。私たち個々人が動くときではないだろうか。

福島に行けば、広大な山野を覆う膨大な森林を前に、除染など到底不可能だと威圧される。しかしながら福島を救うのは今しかないと思う。ひまわりの種まき隊がやったように、人海戦術であの山々に取りつくのだ。そのスケールは数百人ではなく、数千、数万の規模でなければならないだろう。だから「落葉拾い国民運動」なのである。

シルバー世代には未来の世代のために、放射能のない自然を残す義務があると思う。

                                   ひまわりの種まき隊 代表 横山三四郎

作成:Sanshiro 2016.03.10 更新:2016.03.11

< 前の月 | 次の月 > | このページのTOPへ↑