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あなたも人類最古の文明を体感しませんか

ジャワ島に人類最古の文明があったという奈良 曉さんのルポルタージュ「人類最古の文明『アジアの楽園』探訪記」は、わたくしなどには衝撃的だが、一般の人々にはどうなのか。 いくら事実なのだからといっても無視されてしまいかねない。理由はいくつもある。

この状況を打破するのに一番の方法は、一人でも多くの人が現地を訪れて、実際に見て体感することではないだろうか。著者の奈良さんはまだしばらくジャワ島に滞在する予定で、現地で詳しく説明すると言っている。こうした観光案内にはライセンスが必要だから、実際には観光会社が行うことになるが、eブックランドとしてもぜひ、応援したいと思う。

なんとなればアジアが人類最古の文明の発祥の地という認識が生まれれば、アジアの諸民族は共通の心の故郷を持つことになり、ひいてはこの地域の平和に役立つと思うからだ。

実際問題として、「アジアの楽園」(スンダランドともいう)が共通の認識になるまでにはいくつものハードルがある。

欧米人は一部の考古学者は別として、人類の文明がアジアから伝わったということは認めたくないだろう。 EUの教科書はヨーロッパの文明はメソポタミアに始まり、エジプト、ギリシャ、ローマを経て形成されたと書いている。「文明というのならば文字がなければならない。それはあるのか」というかもしれない。

中国はといえば、ご存知、中華思想の権化である。最近も習近平主席は「一帯一路」構想を語って、陸のみか海でも現代のシルクロードを築くのだとぶち上げた。明代の永楽帝が鄭和の船団をアラビアからアフリカにまで送って実現しようとした中世の野望さながらである。

日本には日本人ならではの特異な歴史認識があり、古事記、日本書紀の記紀の神話から邪馬台国のミステリーあたりで思考がほとんど停止している。eブックランドでは6年前に瀬戸内海の巨石遺跡は古代の人工的な建造物ではないかと書いた「伊予のストーンヘンジ」(篠澤邦彦著)を電子と紙で出版しているが、広がりはもう一つだ。
http://www.e-bookland.net/gateway_a/details.aspx?bookid=EBLF9030300

インドネシア語を学んでまで努力している奈良さんの探訪記が理解されないようなことがあってはもったいないというか、現代にあってはならないと思う。古代考古学はもう事実を正確に調べて実証的にとらえる科学の時代を迎えている。

このようなわけで、みんなで日本人のルーツかもしれない人類最古の文明「アジアの楽園」の遺跡を見に行くツアーを企画したいと思うのだ。目下、奈良さんとツアーの計画を練っているが、人気のバリ島ツアーのオプションとして訪れるというプランがあってもいいかもしれない。

ただグヌン・パダン遺跡はインドネシア政府と地元にとっては大切な聖地である。維持管理には大変に神経をとがらせており、多人数の団体観光客が入ることは認めないなど制約が厳しくなっている。

それでも10人前後の小人数の「アジアの楽園」ツアーはできるだけ早く実現したいと考えているので、関心のある方はeブックランドまでご連絡ください。催行ができるようになったら先着順でご案内します。
作成:Sanshiro 2015.03.31 更新:2015.04.04

自衛隊OBはやるもんだ!

インドネシアから海面上昇前からの古代文明「アジアの楽園」の探査が進んでいることをレポートしてきたのは、奈良 曉さんという自衛隊の元幹部である。まもなく出版になるこの現地報告は考古学の特殊な世界を越えて大きな意味を持つ作品だと、わたくしは高く評価しているし、これから轟々の反響を呼ぶことだろう。

eブックランドでは自衛隊出身の著者は奈良さんが初めてではない。
ルワンダ難民救援隊長の神本伸さんは「インサイド自衛隊」を6年も前に電子出版してくださった。
http://www.e-bookland.net/square/ebook.aspx?id=EBLS10092900&c=0

原口清澄さんは「三島由紀夫の自決に立ち会った男」ほか、興味深い“重大事件に立ち会った男シリーズ“を出版している。
http://www.e-bookland.net/square/ebook.aspx?id=EBLS13071500&c=21

自衛隊員というのは文筆とは無縁かと思いきや大変な文才の持ち主だ。大隊長や幕僚クラスともなればとても高度な判断と決断を求められる。知識に加えて知恵が必要であり、それは言葉によって瞬時に行われる。そうした現場の実戦さながらの考える訓練が冴えわたる文筆活動を可能にしているのだと思う。

行間に込められている自衛隊出身の著者のバランス感覚こそわたくしが感銘を受けているものだ。三島由紀夫については読者も関心は高いだろうが、原口さんは個人的な親交までありながら彼の本質を冷静に見抜いていた。

アジアに万年前に人類最古の文明があったのだという情報に、現地に飛ぶほどの瞬発力をもって反応し、それでは足りないとバンドンの大学に語学留学してまでのめり込んだ奈良さんは途方もない判断力を備えた方だと思う。優れた人というのはこういう人のことだろう。

特定秘密保護法が施行された。安全保障にかかわる戦略、作戦に秘密は当たり前の話だ。常識ある自衛隊員は守るものは守り、オープンに語ることは語るくらいの判断はできるのではないか。

そしてこれからもeブックランドのような論壇に作品を寄せてくれるのではないかとさえ思われてくる。それほどすばらしい自衛隊幹部OBの著者の皆さんと作品である。

作成:Sanshiro 2015.03.24

日本人の原初のルーツは南海の赤道直下であったのか

インドネシアの階段状ピラミッドを最新技術で年代測定したところ、古いものは地球の海面上昇以前1万年もの歴史あるものであることが判明した。赤道直下のアジアこそが、人類文明の発祥の地だった可能性が高まってきたという。

仰天のルポルタージュはまもなくeブックランドで電子出版になる。詳しい内容は読んでからのお楽しみだが、社長特権でいち早く読ませていただいたわたくしとしては興奮を禁じえない。

著者の自衛隊出身の奈良暁さんは、じつは去年の6月の段階でインドネシアへの試行訪問を終えたことに基づき、文明やグヌン・パダン遺跡について、訪問記を出版したいと原稿を書いて送ってきていた。珍しい考古学の作品だが、コトはあまりにも重大な内容である。躊躇しているうちに、奈良さんは現地でインドネシア語を勉強しながらもっとフィールドワークをして調査してきますと言って、バンドンの大学に語学留学して行ってしまった。

今回、バンドンから再送してきた作品は、遺跡のおひざ元に住んでの正確なリポートで、一般の読者にも分かりやすい内容になっている。

とにかく「アジアの楽園」を裏付ける最大の遺跡グヌン・パダンがすごい。人類最古の文明とされてきたチグリス・ユフラティス川流域に栄えたメソポタミア文明よりも古いというのだ。

観光客にも知られているボロブドゥール寺院(8世紀の建立)の10倍ほどの巨大な階段状ピラミッドは、2011年から本格的な電磁気調査が始まり、ボーリングをして採取した標本の2013年の年代測定で、最も古い基盤の部分は1万年からそれ以上古い時代に積み上げられたことが判明した。その上の層は7000年~6500年前、さらにその上の最上階部分は3500年~2500年前という建造物であることが分かったのだ。それぞれの年代にこの地域に繁栄する人間の社会的な営みがあったという証明である。

最も古い時代の文明は7000年前までの間に、温暖化で海水面が130メートルも上昇したためにインドシナ半島とも地続きだった「アジアの楽園」の広大な平野部分は水没してしまったとみられる。案の定、海面下から遺構が発見されてきた。

日本人の視点で考えると、人類文明は西から東に伝わってきたのではなく、赤道あたりのアジアに興ったのであって、アジアからメソポタミアなどの中東へヨーロッパへと伝播したのだという仮説が成り立つ。

目からウロコなどという陳腐な形容詞ではもう間に合わない。
私たちがこれまで常識として受け入れてきた植民地帝国主義的な、欧米の目線での人類の文明史観がひっくり返ってガラガラと崩れてしまうような大発見ではないか。痛快である。

日本列島の住人としてもこれはもう外国の話ではなく、私たち日本人のルーツにかかわる重大テーマである。日本は先住の縄文人の住むところに大陸から弥生人がやってきて民族が形勢されている。これは年代的には2500年前くらいからのことであって、それより前の縄文の時代には南海の楽園と人と文化の交流があったことが考えられる。

奈良さんのほぼ1年ぶりの原稿で新しくて貴重なのは、現代のインドネシア人の生活ぶりを観察して、そこに「アジアの楽園」時代から連綿と続いているであろう生活様式と精神的基盤をみて報告していることだ。奈良さんは日本人の日々の生活のなかにあるようなライフスタイルがインドネシアの人々の暮らしの中に生きており、これこそが「アジアの楽園」から黒潮に乗って日本に伝えられたものではないかと考察している。

どうやら私たちはグヌン・パダンの階段状ピラミッドの遺跡の学術調査の結果、まったく新しい文明史観でアジアを見直し、考え直さなければならなくなったようだ。巨石の建造物はインドネシアには他にもあり、太平洋の他の国にもあるので新たな観点からの調査が急務になってきたといえる。


奇しくも今日はインドネシアのジョコ・ウィドド大統領の初の日本訪問の日である。
作成:Sanshiro 2015.03.22 更新:2015.03.29

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