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クロアチアとセルビアのバルカンの壁を破れるか

錦織圭選手の快進撃が続いている。この勢いに乗ってeブックランドではテニス小説「テニスの女神」(今村明道著)が出版になった。ベストセラーの「テニスの王子様」(許斐剛著)を追撃する。

それにしても錦織選手の試合には毎度ハラハラさせられる。わたくしがとくに手に汗を握るのは、バルカン半島のクロアチアやセルビアの選手と対戦するときだ。1月の全豪オープンでは2回戦でクロアチアのイワン・ドディグ選手と対戦、第1セットを奪われて苦戦しながら、逆転して3-1で辛くも勝った。ランキング85位のドディグ選手でもこの強さである。

全豪オープンを制したのは、結局、ランキング1位のセルビア出身のノバク・ジョコビッチだった。錦織選手は8強にとどまって、対戦することはなかった。この後の米テネシー州のメンフィス・オープンでの優勝(2月16日)は、ランキング上位の強い選手が出ていない大会だったから3連覇できたのである。

テニスの世界ではセルビア、そしてクロアチアというバルカン半島の小さな国の選手が大活躍している。セルビアは人口900万人、クロアチアの人口は441万人と日本の四国くらいの小国なのにめっぽう強い。女子も強くて、テニスの世界ランキング1位のセルビア出身のアナ・イバノビッチ選手(1986年、ベオグラード生まれ)に日本の女子選手らは歯が立たない。テニスだけでなく、サッカーやバレーボール、バスケットボールなど花形スポーツでもバルカン半島のセルビア、クロアチアという国がよく上位に食い込む。

なぜなのか。不思議の秘密は歴史の中にある。
セルビア人とクロアチア人は戦うために選ばれ、育てられた最も優れた身体能力を持つ民族、生まれついての戦士なのだ。峻険な山々がそびえるバルカン半島は古来から地中海の文明とその征服を目指して南下する北方の蛮族のせめぎ合うところ。古代ギリシャ時代から、コンスタンチノープルを都とした東ローマ帝国と時代が移ってもそれは変わらず、とくにオスマントルコが1453年に東ローマ帝国を滅ぼしてからは、オスマントルコ帝国とハプスブルク家の神聖ローマ帝国がここで対峙するようになった。

日本でいえば戦国時代から江戸時代のころ、西のキリスト教陣営と東のイスラム教陣営が戦った。実際、オスマントルコのイスラム教の軍勢は1529年と1683年の2回、ウィーンを包囲して、キリスト教勢力はあわや敗れかけた。大攻防は15世紀から、考えようによっては19世紀のクリミア戦争が終わるころまで、400年近く続いた。

この攻防戦のなかで最大の激戦地になったのが、バルカン半島の現在のクロアチアとセルビアの国境地帯だった。高峻な山岳で天然の要塞のようなところ。膠着状態になると、北のクロアチア側にハプスブルク家が中央アジアから身体能力に優れた部族を選り選っていわば屯田兵として入植させた。宗教はキリスト教に改宗させた。一方、オスマントルコもまた勇猛な遊牧の部族を集めてセルビア側に住まわせてイスラム教徒にした。

かくてヨーロッパから中央アジア、中東一帯で最も強靭な肉体を持つ民族がバルカン半島に結集することになった。そしてもとはほとんど同じルーツの中央アジアの民族が、キリスト教徒側とイスラム教徒側の傭兵となり、敵・味方になって戦うことになったのである。

このように戦うために生まれついたような民族だから、戦いの場がコートになっても強いのだ。これからもわれらが錦織選手の前に立ちはだかるだろうが、すでにジョコビッチ選手には一度、勝っている。身体的に恵まれない日本人であるにもかかわらず、ここまで勝ち進んだ錦織選手は本当にたいしたものだと思う。

海外の試合にまで出かけて応援する錦織ファンも現れて、日の丸の旗をちぎれんばかりに振る光景が中継されるようになった。気持ちは分かる。しかしこれが過ぎるとひんしゅくを買う空気があること、国際社会の田舎者を見るような冷やかな目があることは肝に銘じておいたほうがいいだろう。

過剰なナショナリズムを野放しにすると戦争が起きると考えるEU(欧州連合)は、加盟各国に自粛を求め、オリンピックなどではEUの旗の一部をユニフォームのどこかにあしらうよう通達している。クロアチアとセルビアの国民自身が、ユーロスラビアが解体したときに互いに銃を手にしての凄惨なバルカン内戦を経験した。暴走する愛国主義の怖さを知り、EUの調停で平和を取り戻すとともに、EUに加盟した両国民はもはや無邪気に国旗を振り回したりはしない。

愛国主義はほどほどにして、選手のプレーを楽しむ。これがグローバル時代の観戦マナーになってきたと思う。二度目の東京オリンピックでは日本人が成長したところを世界に見せたいものだ。




作成:Sanshiro 2015.02.21 更新:2015.02.23

かねてから計画していたeブックランドの海外展開がスタートしました。
台湾とオーストラリアが先行して、電子自費出版の著者の募集を開始します。

台湾本社:台湾新北市 姚巧梅代表
   姚代表は在日経験12年のベテラン翻訳家で、日台の架け橋的存在です。

オーストラリア本社:クィーンズランド州ケアンズ市 ナオミ・フラー代表
フラー代表は日本人で英国人のご主人とケアンズ在住。eブックランドで電子と紙で出版したこともあり,電子出版のプロセスは知っています。

eブックランドが海外に運営拠点を広げるのは、インターネット時代とはいえ著者は自分の国に出版の相談の窓口があったほうが安心できるからです。きめ細かに対応することができます。この観点から、eブックランドはこれからも東アジアの国々、さらには環太平洋の国々に海外本店を設けようとしています。

電子書籍ビジネスとして、多国籍化によって読者層が拡大することにも期待しています。日本語の人口は1億ちょっとですが、英語の利用人口は母国語とする英米のみならず、ICTの普及で10億を超えてきたと推定されています。中国語の人口はご承知のように中国そのものに加えて、台湾、シンガポールから世界各国の中華街を含めれば10数億人にのぼります。

見逃せない海外本店開設のメリットは、著者の作品を多言語で提供できるようになることです。マンガや写真集は別として、文芸のような分野の作品は翻訳のコストがかかります。そうしたコストを吸収できるインパクトのある作品ならば国内の出版の常識を超える大ベストセラーが誕生しても不思議ではないでしょう。

外国には言語のみならず、その社会特有の文化の相違とレベルの違いがあり、多国籍展開の障害と考えられてきました。しかしインターネットとIT技術の発達はこれらのバリアを急速に打ち砕きつつあり、日本でもみられるように目覚めた人々の創作への意欲の高まりが生まれようとしています。eブックランドはこうした機運をとらえ、発表の場を設けて奨励することによって、各国の文化的水準を高めることに寄与したいと思います。

海外にネットワークを広げるにあたり、あえて本店と呼称しました。各国には日本とは大きく異なる社会インフラがあり、それぞれの政府の方針と規制があります。これを東京から統括することはほとんど不可能なので、作品の募集、編集、コスト水準、広報宣伝もそれぞれの国の自由な裁量にまかせます。だから本店なのです。

eブックランドの「もっと自由に 書いて輝きましょう」というスローガンと設立の趣旨に賛同して、eブックランドのグローバルな配信システムを利用することだけが海外本社の条件です。eブックランドのロゴとブランドを電子出版ビジネスに使うことができます。他人を誹謗中傷する内容の作品、それとアダルトものは審査ではじいて掲載することはありません。

ここ数年、緊張が高まった東アジアに自由な言論の場が誕生することは、この地域の緊張緩和にも必ず役立つであろうと考えております。日本がインターネットを軽視して日本語という世界に閉じこもり、文化的な鎖国をしてきた時代には一刻も早くさようならをしましょう。この間にわが国の情報流通インフラが外資に席巻されてしまったことはご承知の通りです。関係のみなさまの応援を心からお願い申し上げます。
                    eブックランド 
                    社長 横山三四郎
作成:Sanshiro 2015.02.15

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