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出版の”死角”の解消を願う

eブックランドが電子書籍の出版を始めたのは、高価な紙の本より安く出版ができて、多くの人に読んでもらえるネット出版を盛んにすることで世の中を豊かにしたいと考えたからだった。

ところが電子出版販売のメジャーサイトが日本に進出して、実際に「電子書籍の世紀」が始まってみると、それぞれの好みで読者が電子書籍派と紙本派に分かれる現象が起きている。

電子書籍を読む読者は本屋に足を向けず、紙の本など手に取りもしない。一方、紙の上の活字での読書を好む読者は電子書籍に無関心なままだ。この結果、著者がせっかく心血を注いで書いた作品が、電子書籍と紙の書籍の双方に、読まれないという“死角”が生まれてしまった。

出版というものは人々の心と心をつなぐ任務を帯びている。社会を動かす情報の伝達、流れそのもの、いってみれば社会を成り立たせている欠くべからざる赤血球のようなものだ。

こういう大事な出版に、書いても読まれない作品が、電子と紙の双方に多数あるということは社会にとって大変な損失だと思う。過渡期だからと言って済ませられることではない。

10周年を機に、eブックランドは電子と紙のハイブリッド出版のサービスを始めたのには、こうした出版の分裂状態をなんとかして解消したい、出版の死角を埋めたいという願いが込められている。

タイミングもよかった。10周年を迎えたeブックランドとしては、なにか人々が目をむくような新機軸を打ち出さねばなるまいと、日夜、思案していた。そこにオンデマンド印刷の会社から業務提携の話が舞い込んできて、ひらめいたのが電子書籍のデジタルデータで、著者に紙本を同時出版して差し上げるというアイデアである。

電子書籍と紙本の同時出版のノウハウのあるeブックランドには技術的にはなんら難しいことではない。少しコストはかかるけれども、1点につき30冊のパッケージサービスなら廉価に提供できるメドがついた。

オンデマンド本というのは、アメリカでいうならばペーパーブックスと呼ばれる装丁の本である。しかし美意識の高い日本では、オンデマンドとはいっても装丁は独自の進化をみせている。表紙には見返しを付けるなど、本としての要素、体裁はすべてそろっている。フルカラーもOKだ。電子出版の記念になるし、友人や知人に進呈するには十分だ。

日本では前代未聞の、電子本と紙本のハイブリッド出版誕生の楽屋裏を書いてみたが、こうしたことができるのは電子にしても紙にしても、同じ文字を扱っているからである。

大事なことは、人の心を伝える文字を大切にすることだと思う。電子書籍と紙の書籍を対立軸にして双方がけなし合うのは間違っている。


作成:Sanshiro 2013.10.29 更新:2013.11.18

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