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日本人は文明人か、それとも野蛮人なのか。

人間世界の一番の蛮行は互いに人を殺し合う戦争であろう。戦争というのは、お互いが正当性を主張し合い、それぞれが正義を掲げての衝突である。どっちがいいの、悪いの、どっちが挑発したのではなく、戦争をする両方が野蛮人である。

尖閣諸島をめぐる不測の事態、すなわち軍事衝突、戦争が起きるおそれがあるとアメリカ高官が日本に伝えた。(2013年1月1月17日 各紙)アメリカは中国側にも同様の懸念を伝えて自制を求めたという。

このまま中国と日本が、海上のみか空でも軍事的な威嚇と防衛を続けているうちには、本当に衝突は勃発するだろう―一般の日本国民が抱く不安が的中するかもしれないというのだ。

極東アジアでは太平洋戦争、朝鮮戦争、ベトナム戦争があった。一旦、日中間の戦争が始まったら、それが尖閣諸島に限定されるという保障はどこにもない。極東アジアでは共産主義の中国本土と民主主義を奉じる台湾が対峙している。中国と関係の深い北朝鮮と韓国との戦争状態もある。

あのおぞましい戦争が繰り返されるおそれが、事もあろうか、私たち日本人の身の上にふりかかってきたとアメリカが本気で言いだしたことは、外交関係のレベルを越えてリアルな軍事衝突の次元を真顔で語るまでに事態が悪化していることを物語る。軍事同盟関係にある日本としては、日中の間を取るようなアメリカの姿勢は心もとない限りだが、それはさておき、どえらいことではないか。

尖閣諸島を都で購入してしまおうと事態を悪化させた石原維新の会代表(前都知事)は、かねてから日本の核武装を主張している人物だ。天皇を元首しようとする平沼衆議院議員が首相にふさわしいとも公言して、自民党の憲法改定を応援している。

安部自公民政権は、尖閣諸島を国有化した野田民主党前政権の立場を踏襲している。自民党は憲法を改定して自衛隊を国防軍として対外戦争もできるようにしようと公約に掲げ、2013年度の防衛予算は尖閣対策でふくれあがろうとしている。

緊急に衝突回避のための方策を、1人ひとりが考えなければならない。

互いに主権を振りかざして暴走する日中にストップをかけることはできるのか。もはやどこにも妙案はないようにみえる。衝突までの時間もなさそうだが、現代においては戦争を制御することは不可能ではなくなってきていることを知らなければならない。

地球の反対側のヨーロッパでは、昨年暮れ、欧州連合(EU)が国家統合を進めて大戦争を未然に防いだとして2012年のノーベル平和賞を受賞した。EUは、戦争は主権国家が互いに主権を振り回すことが原因だと喝破して、その主権をしばり超国家に取り上げる知恵を積み上げてきた。それが第二次大戦以降、70年間にわたって戦争の発生を食い止めている。これが現代の文明人のやることなのである。

外交のことなど、よく分からない、関係ないなどと言っていられる場合ではない。日本の行方を決めるのもまた国民1人ひとりの責任である。戦争が本当に起きたら、自分のせいなのだから、EUのノーベル平和賞の意味を考えてみてはどうだろうか。

「天皇陛下、万歳!」と叫んで突撃させられてから、老いぼれ太陽族に振り回された、煽るメディアに騙されたと悔やんでも後の祭である。だれのせいにすることも許されない。それが民主主義の現代だ。

まだ目を覚ます時間はあると信じたい。戦争への道を引き返す勇気を持って、私たちも文明人としての矜持を持ちたいものだ。



作成:Sanshiro 2013.01.18 更新:2013.01.22

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