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e ブックランドはGoogleブックスのパートナーになりました

ゴールデンウィーク直前、 Google から Google ブックスのパートナーになることを勧められた。いよいよ日本語版 Google ブックスをオープンする体制が整ったという。

 

喜んで、パートナー登録をした。連休中は休みどころか、これからの戦略変更を練るのに大忙しになった。 e ブックランドとしては弱点だった電子書籍の販売に Google ブックスを利用することによって、無敵の総合電子出版社になる可能性が広がる。

 

Google ブックスは、日本の既存の出版業界(紙本出版社―取次―小売り書店―読者)にとっては、最後の、そして最強の黒船だといえる。それはなぜか。

 

Google ブックスは、すでに日本に上陸しているアップル社 やアマゾン とは重要な点で異なっている。アップルやアマゾンはiPad Kindleのような独自の読書端末でしか作品を読むことができない。 Google が先行して進めてきた GoogleStore にしてもアンドロイドOSの携帯やタブレットで読むための仕掛けである。

 

これにたいして Google ブックスは、とことんオープンな電子書籍の出版・販売サイトだ。そこに搭載されたコンテンツ(作品)は、インターネットを通じてパソコンでも、あらゆる種類の携帯、タブレット、さらにはデジタルテレビでも読むことができる。eブックランドの作品は宣伝のしようにもよるだろうが一挙にダウンロードが増えるかもしれない。

 

e ブックランドはそのパートナーになったので、 PDF ePub のフォーマットのコンテンツを自由に登録して、無料でも有料でも販売ができる。立ち読みの仕組みも使える。決済での Google のシェアはアップルより高く、変動制が取られているようだ。

 

それに加えて Google ブックスには、世界最大の検索機能がある。いまや誰もが使わないではいられない Google の検索で e ブックランド( e-Bookland )、著者名やタイトルを打てば、たちどころにコンテンツが見つかる。立ち読みをして、面白ければすぐさま購入できる。eブックランドの作品はグローバルに有効な13ケタのISBNを付けて登録するから、世界中で読んでもらえる。

 

日本の既存の出版業界が「これでは出版社も本屋も要らなくなる」とおびえたのは当然である。だから、国会図書館も巻き込んで徹底抗戦してきた。このコラムで「 Google のブック検索はじまる」と題して、ダウンロードした作品を印刷したりもできるようにする恐るべき Google 戦略の脅威を、 Google の担当者から聞いて伝えたのは 2006 10 26 日のことで、じつに6年間も激しく戦ってきた。

 

e ブックランドとしてはほとんど待ちくたびれたころの Google からのお誘いだが、その戦いの意味を知る者にとっては単なるお誘いではないのである。日本語で鎖国をし、インターネットの検索にもかからないようにして日本の文明文化を世界中からブラックアウトしようとする試みが、早晩、敗れ去るのは時間の問題と考えていたが、それにしても長くかかったものだ。

 

分かりやすい話を最後にしてみよう。わたくしは山形の生まれだが、農産物、とりわけ果物の輸入自由化ではさくらんぼ農家が激しく抵抗したことを思い出す。しかし実際に自由化してみればむしろ国産さくらんぼの優位が際立つ結果になった。外国産の大味なさくらんぼはまったく山形産に歯が立たず、相変わらず安値でたたき売られている。

 

Google ブックスは、すでにアメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアでサービスを提供している。わたくしたちは怖れることなく、日本のすばらしい文物をもっと積極的に世界に知らしめるよう努めるべきだと思う。


作成:Sanshiro 2012.05.05 更新:2012.05.05

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