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もったいない文化とムーアの法則

 

e ブックランドには Windows98 など数台のパソコンが転がっている。 古くなって使えなくなったのだ。

 

ワープロ代わりくらいには使えるだろうと残しておいたのだが、結局、何もならない。 ホコリをかぶって部屋を狭くするばかりである。

 

なんというもったいないことだろう。 古いものを大切にして、質素を重んじる日本の文化に育った人間には堪えられないほどだ。

 

しかしこれが IT Information Technology )というものの本性なのである。 インターネット時代においては、残念ながら技術革新のこのスピードから逃れることはできない。

 

なぜならば、 IT 機器の技術革新はムーアの法則に従って進んでいるからである。 この法則は「コンピュータのパワーはマイクロプロセッサ(集積回路=ICチップ)の集積度に比例するが、それはほぼ 18 ヵ月毎に倍増する」というものだ。

 

経験則として 1960 年代に得られたムーアの法則は、いずれは行き詰まるのではないかとも考えられたが、ナノテクノロジーの時代になっても続いている。このために、デジタル機器は2~5年毎に1度は総取り替えにも似た更新が行われることになる。 IT 革命の“宿命の儀式”だといえる。

 

IT 革命に踏み込んだ人類は、なにかワナのようなものにはまったのではないだろうか。 一体、その先には何が待っているというのか。 そんなに急いで何になる、地球は丸いんだから元の場所に戻るだけだゾ・・・と叫びたくなるが、そんなことをグチる者など置き去りにしてテクノロジーは未知の領域に向かって疾走している。

 

変化について行くことを止めた人には、平穏で静寂な日々が訪れることだろう。 しかしながらそれはビジネスの国際競争から脱落し、棄権することを意味する。 世界中の人々が最新の IT 機器を駆使して、一歩でも前に出ようと競り合っているからだ。

 

e ブックランドは前進を止めない。 大切な作品を1点でも預かったら、必ず守り抜くと決意して始めた電子出版社である。

 

ただ、申し上げたような技術革新のために、システムがいささか古くなった。 とくに PDF を読むシステムは、ここ数年、 Adobe 社が次々とAdobe Readerをヴァージョンアップするために、パソコンによっては読めなくなって利用者に不便をおかけするようになった。

 

2月には PDF の作品を読むシステムと決済を新しくする準備を進めている。 ついでに、面白い作品、いい作品、稀少な作品は売れるようサイトをリニューアルしようと考えている。

 

それにしてもである。 ムーアの法則は法則として、もったいない文化をコンセプトに、そうしょっちゅう買い替える必要のない、半永久的に使えるようなパソコンはできないものだろうか。 このあたりの工夫は日本人の出番だと思う。

突如、わたくしたちを見舞った地球規模の金融危機は、ムーアの法則で走り続けるデジタル社会の破局を予言しているかのようにさえ思われる。 変化のスピードに人々が、社会システムが耐えられなくなったとき、なにか予測もつかない出来事がわたくしたちを見舞うのではないか。 あるいはすでに起きているのか―。少なくとも今回の金融危機によって、アメリカの使い捨ての消費社会システムに鉄槌が下されたことは確かだろう。

科学者は極めると哲学者になるという。 インターネットも突き詰めて考えると次第に哲学の世界に入り込まざるを得ない。






作成:Sanshiro 2009.01.24 更新:2009.02.01

オバマ大統領就任に思う

 

オバマ大統領の手腕に期待が高まっている。 実際、期待しないではいられないアメリカと世界の経済情勢だ。

 

20 日(日本時間 21 日未明)の就任演説では、アメリカが陥った困難を克服するために国民が責任を果たして、過去のアメリカがそうであったように犠牲を厭わないで克服することを求めた。

 

インターネットが瞬時に全世界の人々を結ぶ時代、人種や肌の色、宗教の違いをとやかくいっていたら、争いはどこまでも続いて平和が訪れることはない。 オバマ大統領のいう通りである。


ただ、アメリカの民主党にはいささかの不安がある。

理想主義に過ぎるのである。 対立と紛争ではなく平和の時代を・・・と訴えた就任演説でもそれが感じられた。

 

理想主義であるがために、民主党にはそれがうまく運ばないときに裏目にでるときがある。 国際政治は話せば分かるというものではない。 カーター民主党大統領の時代には、ソ連がイスラム革命の拡大を恐れてアフガニスタンに攻め込んだとき、モスクワ五輪をボイコットするなどして、せっかく築いた米ソの緊張緩和が吹っ飛んだ。

 

民主党が共和党に比べて理想主義なのは、支持基盤がどちらかというと白人でも低所得層や、黒人やヒスパニックなどのマイノリティで、国際政治には不慣れであることが考えられる。 これに対して富裕層の支持基盤に立つ共和党には、様々な分野に人材が豊富で、 国際政治では共和党は力の外交を展開する。

 

このために、民主党政権は口ではいいことをいうけれども、実際には世界は民主党政権下では不穏になるとわたくしはみている。 むしろ現実的なリアル・ポリティクスを追求する共和党政権のほうが、未然に紛争を防いで安定が持続するというのが、歴史の示すところだ。

 

気になるオバマ政権の対日政策だが、民主党は共和党に比べて親日的と予想することは難しい。 技術と輸出の大国日本は、 1995 年4月、クリントン民主党大統領のときにジャパンバッシングの末に1ドル =79 円75 銭まで吊り上げられて息の根を止められた。

 

日本の世界をリードするIT革命の芽をつんだのも民主党のクリントン政権だった。 日本が開発したパソコンの基本ソフト( OS )である TRON は、1989年、インターネットと IT 革命を国策として推進していたクリントン民主党政権ににらまれ、日米貿易摩擦のなかで関税障壁とされて実用化をつぶされた。ちょうど20年前のことだ。

 

共和党のブッシュ政権のあまりのヘマに、民主党の黒人大統領を選ばざるを得なかったとはいえ、オバマ大統領を選んだアメリカという国の柔軟性には目を見張るほかはない。


しかしながら、オバマ大統領の信条とアメリカ再生の任務ゆえに、アメリカと 世界の国々との関係がきしむのはこれからだ。 アメリカが再生のために主張し始めるとき、金融から経済、技術の広範な分野で抜きさしならない駆け引きと競争が始まる。 

 

自由と民主主義のために、オバマ大統領のアメリカとスクラムを組むことは当然だけれども、米民主党に特有の体質とこれまでの歴史も思い起こしながら付き合わなければなるまい。

過去の人になったブッシュ大統領について最後に一言。

まれにみる不評の大統領として去っていったが、果たしてそうなのか。 民主政治とは対極にある神権政治のイスラム原理主義と戦い続けたことは、いずれ歴史家によって功績として書かれるようになると思われてならない。

 

 

作成:Sanshiro 2009.01.21 更新:2009.01.24

ユーロ 恐るべし


2009年1月1日夜、ウィーンから衛星中継されるニューイヤーコンサートを聞きながら、小澤征爾が指揮した昔のニューイヤーコンサートを思い出していた。

 

2002 年1月1日、小澤征爾指揮のウィーン・フィルハーモニー管弦楽団がワルツを演奏する楽友会館ホールの正面には、ユーロ通貨の「 」のマークが大の字に飾られていた。

 

テレビ中継されるコンサートの合間には、ユーロの紙幣やコインが印刷・鋳造される映像が流された。コインの音が聞こえそうなリズミカルな広告にはヨーロッパ中央銀行提供、オーストリア中央銀行提供とあった。 指揮者、小澤は2002年の元日から現金の流通を開始したユーロを広報PRする大役を果たしたのである。

 

ちょうどその日、わたくしはユーロ通貨の流通開始をこの目でみようとパリに滞在していて、ホテルの部屋で演奏を聞いた。 われらが小澤征爾がヨーロッパ伝統のニューイヤーコンサートを指揮する晴れがましい姿に感動するとともに、ユーロの流通を無事に進めるために、いかに EU が一生懸命になっているかを知った。

 

それから 8 年、 ユーロはドルを窮地に追い込み、ついに世界は金融危機の最中にある。

 

今回の金融危機については、一般に”アメリカ発”といわれているが、 果たしてそういう理解でいいのかどうか。 ヨーロッパ統合の歴史を見守ってきたわたくしには、金融危機の直接の原因はアメリカのローン問題だとしても、これが起きた背景には東西ヨーロッパの合体と単一市場、それに続く単一通貨ユーロの創出があると考えている。

東西分断を乗り越えた新生ヨーロッパの強く、安定した通貨ユーロこそが、基軸通貨ドルを追い詰めているのだ。 このことは長い目でみないとわからない。 そもそもユーロは1970年代に考えられ、1991年にマーストリヒト条約で採用が合意され、2002年に現金が使われるようになったものだ。

 

現金の流通から8年、この正月からスロバキアがユーロを採用して、EU加盟 27 か国中、ユーロ採用国は 16 カ国になった。 スロバキアは金融危機が起きる直前の 08 年7月、自国通貨をユーロと連動させた結果、ハンガリーのような激しい通貨価値の下落を免れることができて、近隣諸国にうらやましがられている。

 

世界の交易に使われる国際通貨 は、2007年の段階で25%がユーロになり、 危機が表面化した 2008 年は加速度的にその割合を増やしているようだ。 これをみてユーロを採用しないとしてきたデンマークも採用に傾いている。 イギリスのポンドもいつまで大英帝国の夢をみていられるのか、という情勢になってきた。

 

ヨーロッパの市場統合と通貨統合は、不戦のために国家というものを野放しにしてはならないという深遠なグランドデザインに基づいて進められてきた。 一つのことを成し遂げるのに8~ 10 年もかけて粘り強く推進してきた。 世の中を動かすものは、近視眼の対症療法ではなく、確かな構想力であると思わざるを得ない。

 

これから円と日本経済をどうするのか。

このテーマは、ユーロを創り出して、再び世界の中心になろうとしているEUの動向を知らなくては語れないだろう。 アメリカのほうばかりをみてきた日本にはなかなか難しいけれども、やらねばなるまい。


作成:Sanshiro 2009.01.02 更新:2009.01.11

 

明けまして おめでとうございます。

 

今年もエコノミーでエコロジーな e ブックランドを、よろしくお願いいたします。  

 

e ブックランドは不況と闘うために生まれたといっても過言ではありません。 インターネットは省エネ、省コストのツールです。 国際競争がますます厳しくなる今回の不況にあっては、どんなビジネスであってもインターネットを駆使しないでは乗り切れないでしょう。 e ブックランドはこのインターネットを普及させるために設立されました。

 

e ブックランドの前身、インターネット文明研究所は 1990 年代後半の日本の大不況のなかかで構想され、 IT 革命を推進しようと立ち上げられました。 日本がネット利用で立ち遅れて、銀行、商社をはじめとする日本の大企業が軒並みあえいでいたころです。

 

e ブックランドは 2004 年8月、その商号を変更して設立された会社で、バックボーンはそのままに、電子書籍を出版する、読むというエンターテインメントを通じて、日本の津々浦々にインターネットをくまなく広めようというのが狙いでした。

 

日本がインターネットの利用で世界に遅れた理由には、なんと日本人の特性そのものが潜んでいました。 “自分を主張しない”ことが美徳とされる日本社会に残る封建性です。 日本は技術面では世界に冠たる電子立国でした。 それが情報を発信し、自己を主張するインターネットの時代になると、からきしダメになってしまいました。 “美徳”ゆえに、インターネットの利用が進まず、たちまち世の中から遅れて国際競争力をなくしてしまったのです。

 

あえて書きますが、封建制は封建性となって日本人の思考回路に刻み込まれています。 それがインターネットの利用と普及を阻んで、結果的に世界第二の経済大国として築き上げた多くの富を失ってしまったのでした。 信じられないような、しかし本当の話でした。

 

インターネットを普及させることは、人々の心の中に牢固として残る封建性と戦うことでもありました。  IT 革命には人間改造の要素もあるのです。 人のありようにかかわることですから、これはなかなか大変なことで、しっかりしていないとたちまち「昔はよかった」という守旧派が巻き返しを図ってきます。 

 

電子出版社を立ち上げるときに考えたことが、もう一つありました。 それはお金のかからない電子出版というものによって、人々の日々の暮らしを楽しく、豊かに充実させることはできないものか、と思ったのです。

 

だから、「もっと自由に 書いて輝きましょう」とスローガンを掲げました。 書くということ、それそのものが自己啓発であり、自分自身を改革することです。 自分の考えを人々に広く知らせようとする出版という行為こそは、“沈黙は金”などとする日本人の封建性からはほめられないことで、 それをコストの安い電子出版によってなんとか打破したいと願ったのでした。

 

新たな不況の波が押し寄せてきたいまこそ、 e ブックランドの安価な電子出版で、毎日を楽しんでいただきたいと思います。 それを朗読して、お話し Pod でポッドキャスティングしてみんなに聞いてもらえば、楽しさはいや増すことになります。http://www.ohanashipod.jp/

飽き足りない方は、携帯SDカード出版を試みてはいかがでしょうか。 これは携帯のメモリー、マイクロSDカードをメディアととして利用するものです。 パッケージは葉書大の大きさですから、ポケットにしのばせて、知人や友人に手渡して「ボクの最新作だよ。読んでみてくれ」などと驚かせることができます。
 

  http://www.e-bookland.net/campaign/img/sd1204.pdf

お金など使わなくても心が豊かになる、日々の生活が楽しくなる―それがeブックランドなのです。 自分の頭を使う創作にお金がかかるはずもないでしょう。 石油のような化石エネルギーも消費しないで済む。 eブックランドが不況に強いゆえんです。

そうこうするうち日本と日本人はいつのまにか強靭な体質に変わってゆくに違いありません。



 
作成:Sanshiro 2009.01.01 更新:2009.01.18

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