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「日本人がゾウを殺している」と大きく書いた貨物自動車をロンドン市内で見つけたのは、
わたくしが新聞社のロンドン特派員として赴任したその年、 1989 年のことだ。 象牙で作ったハンコを使う慣習の日本人が、象牙の価格を吊り上げてゾウの大量殺戮の原因をつくっていると、自然保護団体が抗議の集会を開こうとしていた。

 

経済成長を続ける日本にたいする風当たりがとても強かったころである。ゾウ殺しの日本を非難する風潮はどこへ向かうやら、分かったものではない。早急に対抗策を講じなければならない。まずは事実はどうなのか、実地に調べなければ・・・。 象牙を取るためにゾウの密猟が盛んにおこなわれているというケニアに飛んだ。

広大なアフリカである。そう簡単に実態がつかめるわけもないが、キリマンジャロ山の頂を真近かに見上げるアンボセリ国立公園などで取材するうちにおおよその輪郭はつかむことができた。とにかくアフリカの野生ゾウは激減しつつあった。

 

ベルリンの壁崩壊前のあわただしい時期の取材は、「密猟大陸」というタイトルで連載になった。また象牙問題は国際会議の末、ゾウの禁猟から象牙の輸入禁止へと展開した。

 

このケニア取材で通訳を兼ねて現地でのアシスタントをしてくれたのが中村千秋さんで、これが縁になって e ブックランドで『ゾウと共に未来を考える』(e-Book広場、 525 円)を電子出版することになった。
http://www.e-bookland.net/square/ebook.aspx?id=EBLF41101100&c=1

中村さんは女子栄養大学からミシガン州立大学大学院に進んだ後、ケニアのサバンナでソウのウンチを分析しながら地球環境を考えていた。

 

しばらく象牙のことは忘れていたが、最近、気がかりな報道があった。再びゾウの密猟が盛んになっており、ケニアとマリの合同調査によれば 2004 年末から 06 年末までのおよそ 2 年間に違法取引された象牙は 41 トンで、このために 5900 頭のゾウが殺されという。

 

これは押収された象牙だけの計算、氷山の一角に過ぎない。同じ期間にその 7 倍近い4万頭が殺されたと推測され、推定 60 万頭といわれるゾウはまたも種の存続の危機に瀕していることがあきらかになった。

 

これは単に象牙のためばかりではないだろう。ケニアの隣国ソマリアでは内戦で銃をかついだゲリラが密林に逃げ込み、ケニア領内にも入り込んで生きるために野生動物を撃っては食べているという。このところ稀少な象牙は再び高値で取引されるようになっており、こうした軍資金を求める密猟者たちの格好の標的になっていることも考えられる。

 

この正月、日本に一時帰国してゾウと環境問題について日本各地で講演した中村さんは再び、ケニアに戻ってゾウの生態のフィールドワークを続けている。またも激化するゾウの密猟を一番、悲しんでいるのは彼女だろう。

 

大阪南港で象牙3トンが押収されたように、日本への密輸入が続いているという事実がある。日本人はなにも悪いことはしていないとシラを切ることはできない。

それにしても中村さんがせっかく現地にいるのだから、政府発表や新聞報道ばかりではなく、もっと詳しく事情をレポートしてもらいたいものだ。サバンナでゾウを観察して20年の彼女のこと、きっと長い鼻の相棒にも聞いて本当のところを教えてくれるだろう。

とメールでお願いしたら、ゾウの生態を探訪する今年の千秋エコツアーの参加申し込みが少なめなのでよろしく、と返電があった。 この夏の8月20日発、8月28日発ともに、まだ空きがあるらしい。

サバンナに暮らすゾウたちを、中村さんの案内で実地に訪ねて、自分の目で確かめるのが一番という返事のようだ。皆さんもいい機会だから、現代のサファリをケニアで楽しまれてはどうだろうか。

中村さんの千秋エコツアーの案内サイトはこちらです。
http://www.eco-tour.jp/view.php?id=J0703310001
 





作成:Sanshiro 2007.04.29 更新:2007.05.31

 

e ブックランドの直販システムが完成して動き出した。

他所の出版社で自費出版した本や、絶版になった本も販売できるという画期的なコンセプトのネット書店だ。 販売の還元率も最大80%と高いので、ぜひ、多くの著者と出版社に利用していただきたいと思う。
 

これで電子出版から書籍出版、さらにはその販売までの出版のすべてを、 e ブックランドはフルコースで提供できるようになった。 電子と紙の出版のみか、本の販売までを自前でおこなうという形態はこれまでにはなく、まさにネット時代の出版社の誕生といえる。

 

これらのプロセスは、すべてインターネットで処理することができる。その気になれば電話もファックスも要らない。インターネットそのものは時空を越えてタダだから、北海道から九州、沖縄、はるかに海外の著者の方々の作品を容易に扱うことができる。 出版の費用も安くできる。 自費出版の同業他社からは安すぎるとやっかまれるほどである。

 

今日は長崎県五島在住の詩人、中須川シカリ氏の作品『二十一世紀の赤坊達よ』が電子出版になった。 先日はベトナムのハノイ在住の作家、鈴木みん氏のSF『記憶の器』が出版になっている。鈴木みん氏は他の出版社で出版した本も販売できるeブックランド直販に目をとめて、早速、自著の『孤独の地球』(新風舎 2006年9月刊)を寄せてきた。

 

このほか e ブックランドは朗読ボランティア全国ネットワーク「お話し Pod 」というポッドキャスティングを運営し、それらの作品の一部をオーディオ出版「お話しマルシェ」で販売している。その流れで「自分の声ソフト Polluxstar 」の販売代理店もするようになった。

 

このことはなんら不思議ではない。言葉というものは文字と音声から成っている。その伝達手段がインターネットを駆使するIT革命で大変動を起こしていることから、その最先端を突っ走る e ブックランドが自然、両方とも扱うことになったのである。

 

e ブックランドとしてはこのあたりで出版というものの原点に戻って兜の緒を締めねばなるまい。 出版の本流に漕ぎ出したからには、責任というものも伴ってくる。文字こそは人間を人間たらしめているものであり、 Book 、本はいわば人類の遺産のコンテナーだ。 軽々に扱うことはできない。

 

かといってその先に一般の商業出版社のような未来があるかといえば、そうはならないのではないか。 旧来の書籍と雑誌は、人々が情報を入手するルートが次々と新しく生まれるなかで、年々、売上を減らし、その重要性は薄らいでいる。

 

すでにその兆しがみえているように、 e ブックランドはいまだかつてなかった新しい時代にふさわしい情報伝達を試みてゆくことになろう。そしていまだかつてなかったマルチ出版社になって、寄せられる作品は電子出版、書籍出版、携帯出版、さらには音声出版とマルチに発信されて、その中からヒットも生まれるに違いない。





作成:Sanshiro 2007.04.13 更新:2007.05.08

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