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これが写真だ!


eブックランドで掲載が始まったJPUの写真集は感動ものだ。まさしくこれが写真だ!生きている写真というのはこういうのをいうのだろう。

ダウンロードして観ながら、南太平洋で釣ったマグロのことを思い出した。その昔、気象庁の海洋観測船「凌風丸」(1380トン)に乗って海洋汚染の取材にいったときのことだ。

なぎの海で海面が沸き立ち、海鳥が群がる鳥山(とりやま)をみつけた観測船は微速前進。冷凍いわしを大きなフックにつけて、鳥山にロープがかかるように弧を描いて進む。と、ロープにとりついた何人もの船員が引きずりこまれるような強烈な引き。それがキハダマグロだった。

海からあげられて甲板を跳ね回るマグロの肌はきらきらと虹色に輝いていた。ただ輝くだけではない。頭から尾のほうに向けて側線に沿って虹が光りながら急速に流れるのだ。そして動きが止まると同時に、きらめく虹色はさあっと消えてゆき、魚体は見慣れた黒い色に変わった。

赤道直下の太陽光線のせいもあったのかもしれないが、あまりにも美しかったために、その輝きが消えていった死の瞬間が忘れられない。生きているということ、それは輝いているということ、きらめくことなのだと知った。

「もっと自由に 書いて 輝く」というeブックランドの標語がある。この言葉にも南太平洋で一つの命の昇天の瞬間を目撃したときの記憶を無意識のうちに込めているような気がする。生きている海の魚にはそれほどの美しさがあった。

そのきらきら輝く美しさを写真集『海中彩色劇場』(伊藤勝俊著)でみつけたのである。マグロだけでなく、海中で日々を暮らす生き物たちの、それこそ一瞬のきらめく美しさをシャッターで切り取っている。

他の写真集もそれぞれにすばらしい。写真は記録であり、観察である。それを時間をかけて続けたものが写真集になるのだから、さまざまな意味で証言になる。いろいろと考えさせられるものばかりだ。

JPUのみなさんの写真集はこれから続々とeブックランドに掲載になる。楽しみであるとともに、このような作品をeブックランドに迎えることができることを誇らしく思う。



作成:Sanshiro 2005.11.29 更新:2005.12.24

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